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国連世界観光機関。東京事務所を開設を記念し、講演会を実施

2017.03.18

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国連世界観光機関(UNWTO)日本事務所は、奈良県奈良市の本部に加えて、新たに東京の国連大学内に東京事務所を開設したことを記念し、3月15日「持続可能な観光国際年」をテーマに講演会を実施。二階俊博自由民主党幹事長、タレブ・リファイUNWTO事務局長、小西美術工藝社デービッド・アトキンソン社長が登壇した。

自由民主党幹事長の二階氏は「持続可能な観光と防災」をテーマに講演。スマトラ沖地震や東日本大震災で多くの外国人観光客が津波の犠牲者になったことに触れながら、万が一災害が起こった際に、日本を訪れている観光客から犠牲者を出さないようにする取り組みをしていく責務があることを主張した。

タレブ・リファイUNWTO事務局長は、「持続可能な観光国際年のはじまり」をテーマに講演。UNWTOの取り組みなどについて説明した。講演ラストに登壇したアトキンソン氏は、「日本の観光業について」をテーマにした講演で、世界の旅行者数が増えている中、日本は観光先進国になる可能性があることを強調。「2030年には世界トップ5の観光大国になるだろう」と予測した。

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