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★インバウンド先進都市、京都で進化する土産店・飲食店の新たな取り組み

2017.08.14

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外国人観光客が年々増加し、インバウンドの誘客戦略も一歩先を行く、いわば「インバウンド先進都市」京都では、土産物店や飲食店の新たな動きが注目を集めている。

京都に本社を置き、和菓子店や和雑貨店を全国で展開する寺子屋は、人気キャラクターのハローキティやスヌーピーを商品のデザインに取り入れた店舗を、京都市内の観光名所に出店。さらに、訪日客向けの土産専門店を京都市内で2店舗展開するなど、訪日観光客を意識した商品開発や店舗開発が進んでいる。

京都で扇子の製造販売を手がける舞扇堂は、手作りクッキーとジャムの専門店「maikcoto」を祇園にオープン。だるまのデザインを取り入れた看板商品「福々だるまくっきぃ」が好評だ。他にも、京都の素材を活かした食品を販売する「まるん」を市内に5店舗展開し、京都土産として人気を呼んでいる。異業種からの参入となるが、その自由な発想が功を奏しているようだ。

スターバックス コーヒー ジャパンは、京都の二寧坂で、築100年を超える伝統的な日本家屋を改装した店舗を6月にオープン。入り口に暖簾をかけ、畳の間でコーヒーが楽しめるという、スターバックスとしては世界初の店舗を作り、外国人にも絶賛されている。

こうした、京都における柔軟な発想から生まれた土産店や飲食店の事例は、他都市でのインバウンド誘客戦略の足がかりにもなりそうだ。

(やまとごころ編集部)

出典:

京都新聞

 

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