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★英スノボ界スター選手が北海道を大絶賛 – スノーボーダーが抱く日本のイメージと心配事は?

2017.10.06

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 ソチ五輪で、英国に初めて雪上種目でのメダルをもたらした、スロープスタイルの女性スノーボード選手ジェニー・ジョーンズが、テレグラフ紙で「日本がスノーボーダーにとって世界一な理由」を語った。北海道のパウダースノーは、オーストラリアを中心に、外国からも注目されているが、ヨーロッパをホームとする五輪メダリストも、その雪質に惚れ込んだ。また、ヨーロッパの旅行者が、日本のスノー観光に対して抱く心配事も明らかとなった。

 ジェニー・ジョーンズにとって、スノーボードの楽しみの半分は、自然とのふれあいというスピリチュアルなもの。そしてもう半分は、限界を超えて恐怖に直面するフィジカルな挑戦だという。最も素晴らしいのは、その二つが融合する瞬間で、それは新雪のパウダースノーを滑っている時に訪れる。その彼女が、スノーボーダーとして訪れたスノーリゾートの中で、北海道ほど、新鮮なパウダースノーに驚いた場所はないと言う。

フランスのゲレンデをホームとする彼女によると、チャレンジングなテレインパークや、整備された長いゲレンデを求めるならヨーロッパは素晴らしいが、深い雪と滑る楽しみ、そして使いやすいテレイン、さらに太陽に出会える確率を加味すると、北海道は世界のトップレベルだと言う。

 さらにジョーンズは、多く英国人が抱く心配事をあげ、それが杞憂であると説いた。「森に踏み込むのはタブーなのではないか」と言う心配については、伝統的な山岳信仰は存在するが、スノーリゾートでは滑走の不可避は安全上の理由による。オープンなこともあれば、そうでないこともあるとしている。
また「英語を通じないのではないか」と言う点は、多くの日本人は英語を話さないとしながらも、ニセコでは、スタッフは英語ネイティブのこともあるし、日本人でも十分な英語を話すと語った。
最後に「物価が高いのでは」と言うイメージについて、日本の物価は実際それほど高くないし、食事は高いものから安いものまで、予算に応じたオプションがあるとした。特筆すべき日本で安くて美味しいものはウイスキーだと、英国人らしいコメントもしている。

(やまとごころ編集部)

 

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