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★世界の都市格付けランキング、2020年にオリンピック開催を控える東京の順位は…⁉

2017.10.16

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森記念財団都市戦略研究所は、2017年版「世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index, GPCI)」を発表した。それによると、海外からの訪日外国人数の増加などにより、東京が昨年に引き続き3位にランクインした。

同調査は、世界の主要都市を対象に、都市の力を表す「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」の6分野から総合的に評価し、ランクづけしたもの。2008年から開始し、10年目となる今年は、主要44都市を対象に行われた。2017年のランキング上位5都市は次の通り。

1位 ロンドン
2位 ニューヨーク
3位 東京
4位 パリ
5位 シンガポール

1位のロンドンと2位のニューヨークは、6年連続で上位をキープ。東京はランキング開始以降4位が続いていたが、訪日外国人数の増加を受けて、昨年初めてパリを追い抜き3位に浮上。今年は、「経済」分野の「市場規模」や「市場の魅力」でスコアが低下したものの、「文化・交流」における海外からの訪問者数、留学生数のスコアが年々向上していることで3位を維持し、スコアが伸び悩んだ2位ニューヨークとの差を縮めた。

東京は、ロンドンやニューヨークと比較すると、依然として「文化・交流」分野のスコアに大きな差がある。トップ2のレベルに達するには、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、訪日外国人の受け入れ態勢に一層磨きをかけていく必要がありそうだ。

(やまとごころ編集部)

 

 

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