インバウンドニュース
★訪日外国人の受入れ準備が進んでいると思っている日本人は、わずか6人に1人
2017.11.20
訪日外国人客数が2017年11月頭には2404万人を突破、過去最高記録を更新。訪日外国人の受け入れに向けた具体的な準備が求めらる中、日本法人エデルマン・ジャパン株式会社は、『2020年東京オリンピック・パラリンピックの意識調査』を実施、日本人の受け入れ意識について調査結果を発表した。それによると、9月末時点において「2020に向けて、あなたが現在お住まいの地域では、訪日外国人の受入れ準備は進んでいると思いますか」という問いに対し「そう思う」と回答した人は全国平均で16%、わずか6人に1人という結果が出た。
都道府県別にみると1位大阪、2位福岡となっており、2020年に多くの外国人受け入れの必要がある東京は3位、近隣の埼玉・神奈川・千葉は7~9位となっている。
〈お住まいの地域で訪日外国人の受け入れ準備は進んでいると思う人〉
1位 大阪 30%
2位 福岡 26%
3位 東京 22%
4位 京都 20%
5位 愛知 13%
6位 兵庫 13%
7位 埼玉 11%
8位 神奈川 11%
9位 千葉 9%
10位 北海道 4%
受け入れ準備が進んでいると思う具体的な事象(複数回答)としては、
「街の案内や標識などの英語化・多言語化が進んでいると思う 36%」、「訪日外国人を以前よりもよく見かけるようになったと思う 26%」、「お店や行政サービスで英語やその他外国語の説明書などを見かけるようになった 24%」、「駅やお店、タクシーなどで英語やその他外国語を喋れる人が増えていると思う 22%」「英語やその他外国語の習慣に意欲的な人が増えていると思う 18%」と答えている。
なお、訪日外国人の受け入れに関して、回答者自身が何らかの取り組みをしているかという問いに対して、「している」と回答した人はわずか26%。「特にしていない」という回答が全体の74%を占め、個人レベルでの受け入れ準備も進んでいないことことが分かった。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
2024.04.16
四国のレンタカー周遊を喚起するモデルコース「DRIVE SHIKOKU」開設、温泉・自然など6つのコースを紹介
2024.04.08
2024年3月国内景気、インバウンド消費や旅行・観光産業が好材料で3カ月ぶり改善。今後も緩やかに上昇と予測
2024.04.03
2024年2月ドラッグストアとスーパーマーケット売上「パック」「かぜ薬」が大きく伸長、訪日外国人増加も要因に
2024.04.02
外国人労働者初の200万人超え、飲食、宿泊業などで高い雇用意欲。課題は語学やコミュニケーション
2024.03.25
旅行業界初のNFTプロジェクト表彰イベント開催。日本航空、JTBグループなど5プロジェクトがグランプリ受賞
2024.03.18
白馬スキー場観光客数、過去20年最高の80万人が来場。インバウンド利用者数2019年比で141%に
2024.03.11
TikTokが海外クリエイターを九州・沖縄に招聘、観光地の魅力をショートムービーで若年層に訴求
2024.03.07
インバウンドに冬に人気のエリアは? 増加率1位は犬山市。カニ スキー 温泉など冬ならではの体験が人気