★日本の人気観光地ランキングに変化 外国語の口コミ投稿数も1.5倍に
2017.05.17
ホテルなど旅行に関する口コミ・価格比較などに関わるウェブサイトおよびアプリを運営するトリップアドバイザーは、2016年の1年間によせられた日本の観光地に関する口コミのトレンドを発表した。
日本の観光地に関する口コミ投稿数は、日本語・外国語ともに増加し続けており、外国語の投稿は対前年比で1.5倍の伸びを見せた。特に、沖縄県に関する口コミ投稿数が他県と比較して増えており、訪れた観光客が口コミを書きたくなる場所が増えていることが考えられる。
都道府県別の口コミに関しては、日本人旅行者からは、2015年と変わらず東京、北海道、神奈川、大阪、沖縄の施設に関する投稿が多いが、外国人旅行者からの投稿数は、東京、京都、大阪、北海道、沖縄のTOP5県が全体の66%を占める。また、口コミの評価点や投稿件数をもとに集計した、人気の観光スポットランキングTOP10から、観光施設に対する外国人と日本人の視点の違いも見えてくる。
東京では、今話題のアニマルカフェの中でもフクロウと触れ合うことができる「アキバフクロウ」が1位になったほか、北海道では、旭岳、神威岬など大自然を味わうことができる場所やスキー場などが中心にランクインし、新たに7施設がトップ10入りをはたした。京都の伏見稲荷大社は、2015年、2016年ともに、京都で最も人気の観光スポットとして外国人の注目を集めており、これを受けて、2016年は日本人のランキングでも1位となった。大阪では、英語によるコメディーショーを開催するRORコメディ―が一番人気となり、このほか、箕面の滝やあべのハルカス、空中庭園展望台など、これまでにTOP10に入っていない施設も多数みられた。沖縄では、美ら海水族館が昨年と変わらず人気を集めているが、平久保崎、川平湾といった石垣島の観光スポットの人気が出ている。
(やまとごころ編集部)
■2016年 都道府県別の観光地に対するクチコミ割合 (上)日本語 (下)外国語
■2016年都道府県別人気の観光スポットTOP10
① 東京
② 北海道
③京都
④大阪
⑤沖縄