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インバウンド注目ニュースTOP5(6/10~6/16)

2017.06.19

1位

連携がインバウンド成功のカギ、商店街インバウンド実態調査結果を発表

中小企業庁は、このほど、2016年に全国の商店街を対象に実施した商店街インバウンド実態調査結果を発表した。

レポートには、商店街の景況や来街する訪日外国人の状況、外国人受入のための取組に関するアンケート結果や、各商店街のインバウンド対応事例が紹介されている。

外国人観光客受入のための取組実施状況について、何らかの取組を行っていると回答した人は7.6%だった。

なお、実施している取組は、Wi-Fiの設置、マップ・パンフレットの多言語化が圧倒的に多く、全体の6割程度をしめた。

こういった取組の内、効果が出ている事業は、行政機関など、連携先と一緒に実施していると答えた人が7割以上をしめた。

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2位

訪日クルーズ客誘致に向け、各地でクルーズ専用ターミナル設置へ 

国土交通省によると、5月の外国船クルーズ船寄港回数は、前年同期比30.2%増の267 回だった。

5月は、1年の中で最もクルーズ寄港回数が多く、5月23日は、わずか1日で外国船・日本船あわせて17隻、18寄港を記録。北は稚内港、南は宮古島の平良港まで全国に及んだ。

2016年度のクルーズ船の日本への寄港回数は1500回を超え、客数は212万人となり、訪日外国人の1割を占めるようになったが、一方で、日本の港湾は貨物向けが多く、大型のクルーズ船が着岸できる港は少ない。

そこで、国土交通省や各クルーズ会社は、訪日客の誘致に向けて、クルーズ船が着岸できる専用ターミナルの整備を行う考えだ。

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3位

インバウンド重点テーマは、地域活性化、IT/データ活用、人材の育成! 政府、骨太方針・成長戦略を閣議決定

政府はこのほど、臨時閣議を開催し、2017年の経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)及び、新たな成長戦略「未来投資戦略2017」を決定した。

未来投資戦略では、IoTやビッグデータ、人工知能(AI)、シェアリングエコノミーなどを取り入れて快適な社会をつくる構想「Society 5.01」の実現を目指すと言及。

観光関連分野については、観光資源の魅力向上・宿泊業界の改革の推進・地方創生推進の環境整備・観光マーケティングの高度化・人材育成の5分野を重点的に推進する考えだ。

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4位

北陸が外国人に人気!? トリップアドバイザー外国人に人気のレストランランキング2017を発表

ホテルなど旅行に関する口コミ・価格比較などに関わるウェブサイト・アプリを運営するトリップアドバイザーは、投稿された外国語の口コミ評価をもとに、「外国人に人気の日本のレストラン2017」を発表した。

ランクインしたお店の種類は、お寿司や和牛といった和食、お好み焼きや居酒屋などの和食以外にも、ベジタリアンメニューやグルテンフリー対応のお店、イタリアン、メキシカン、タイ料理など多国籍料理を提供するお店もランクイン。

ランクインしたレストランの数を地域別にみると、三大都市圏からは、京都市が7件で1位、東京都23区が5件で3位だった。

一方で、2位は岐阜県高山市で6件4位は金沢市で4件と、北陸新幹線開通の影響もあってか、地方の観光地を訪れて、食事を楽しむ外国人が増えていることがわかる。

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5位

地球の裏側からはるばる京都へ!? 宿泊者の伸び率上位に中南米がランクイン

京都市観光協会と京都文化交流コンベンションビューローが、京都市内にある35のホテルの4月の外国人宿泊状況を発表した。

それによると、全体に占める外国人客の利用率が50.9%と最高値を記録、初めて外国人の宿泊者が日本人を上回った。

伸び率でみると、1位はメキシコ(212%増)、2位がブラジル(93.9%増)で、中南米の主要国がトップ2を占めたことは、とても興味深い。これ以外にも、中東のカタールが57.7%増で5位、アラブ首長国連邦が62.1%増で6位だった

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