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訪日客向けプリペイドSIMの発行数、2年で8倍の伸び

2017.08.01

総務省は2016年度の訪日客向け訪日客向けプリペイドSIMの発行数を公表した。

それによると、訪日客向けプリペイドSIMの発行数は110万9000枚となり、2014年度と比べると、8倍を超える伸びとなっている。

 

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総務省は2014年に、訪日外国人が日本滞在中に世界最高水準のICTを「サクサク」利用できる環境を実現することを目指したアクションプランとして、「SAQ2(サクサク) JAPAN Project」を取りまとめた。その一環として、国内SIMへの差し替えによるスマートフォン・携帯電話利用の円滑化を進めてきた。

SIMを取り扱う空港は2014年度の11箇所から2016年度は15箇所に増え、販売拠点数も2014年度の638箇所から、2016年度には2672箇所に増えている(当初予定の1500箇所はすでに達成)。なお、2020年度には、年間発行数を200万枚とし、それまでに、複数国からの国際便が乗り入れる全ての空港(22箇所)での取り扱いを目標としている。

日本では意識してSIMフリーのスマホを購入しない限り、契約の通信会社のSIMロック・スマホになってしまうが、海外ではSIMフリーが当たり前。つまり、訪日客はこれまで自国で使っていたスマホに日本で購入したSIMを挿せばいいだけなので、無料WIFIを探すよりも圧倒的に使い勝手がよい。

今後プリペイドSIMの需要はさらに伸びると思われる。

(やまとごころ編集部)