【訪日外国人数】2017年7月、過去最高を記録する268万2000人
2017.08.22
日本政府観光局(JNTO)が速報として発表した2017年7月の訪日外国人数は、前年同月比 16.8%増の 268万2000人となった。2016年7月を38万人以上上回り、単月としては過去最高を記録した。
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夏休みシーズンを迎えた市場が多いこと、また航空路線の新規就航や増便、地方へのチャーター便の運航、訪日クルーズの就航も追い風となった。昨今の社会情勢を受けて、旅行先としての安心感から日本を選ぶケースも多いとみられる。
市場別では、前年同月比44.1%と、この月一番の伸びを見せた韓国をはじめ、中国、台湾、香港の東アジア4市場で、単月として過去最高を記録。昨年は7月だった断食明けのお祭りが今年は6月だった影響で、東南アジアのイスラム諸国を中心に対前年比でマイナスに転じたものの、シンガポール、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペインの11市場は7月として過去最高を記録した。
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また、1月からのビザ発給要件の緩和や航空路線の増便などで今年上半期の伸びが顕著なロシアは、通常7月は旅行需要が落ち着く時期なのだが、引き続き高い伸びを示している。7月の訪日外客数の詳細データについては、9月末には発表予定となっている。
(やまとごころ編集部)