通訳案内士試験概要
【一次試験概要】
- 科目:外国語(英、仏、独、伊、中、韓、露、西、葡、タイのうち1ヶ国語)、日本地理、日本歴史、一般常識
- 試験時間:外国語;120分、その他3科目;40分
- 筆記方式:外国語;記述式、その他3科目;マークシート方式
- 問題数:外国語;外国語文読解2題、外国語文和訳1題、和文外国語訳1題、外国語による説明問題1題、単語外国語訳 1題など、概ね大問6題。
- その他3科目;各40問程度
<出題内容>
外国語
- [外国語文読解、外国語文和訳問題]
- 形式としては、下線部訳、適語補充、内容要約、言い換えなど。問題として扱われるのは、英文雑誌や新聞などから、文化、社会、経済、習慣、各国の事情など。(例:活気のある築地市場、日本社会の変化、シンガポールのタクシー…etc)
- [和文外国語訳問題]
- 和文英訳の内容は、観光、日本の習慣に関わるものが多く出題されています。
- (例:和食における旬、経済的観点からの観光業.…etc)
- [外国語による説明問題]
- 外国人が不思議に思う日本の制度、習慣を長い文章で書く問題です。
- (例:単身赴任の意味とその社会的背景、日本でペットブームが起きた背景とその現状、問題点…etc)
- [単語外国語訳問題]
- その年のニュース等に登場した話題性の高い語や、ガイドに必要な日常用語が15問出題されます。
- (例:震災、独立行政法人、国民年金、格差、日帰り旅行…etc)
日本地理
中・高の教科書や地図帳をベースとして、地図や写真を使用した問題が3割程度出題されます。大きく分けて3種類の問題が出題されています。
- 景勝地、国立公園、国定公園、山、川、海峡などの特徴を読み、名前を答えさせる問題
- 気温、降水量のグラフから都市名を答えさせる問題
- 各都市の降水量、観光客数など、数値を問う問題
日本歴史
高校の教科書をベースとして、地図や写真を使用した問題が3割程度出題されます。大きく分けて、3種類の問題が出題されています。
- 歴史的建造物の説明を読み、関連の深い人物、場所、時代を答えさせる問題
- 文化作品、文学芸術作品、文化事象の記述を読み、適切な事象名や人物名、時代を答えさせる問題
- 政治的事件の記述を読み、人名、時代を答えさせる問題
一般常識
高校の現代社会の教科書をベースとして、新聞に掲載されている時事問題を加味した問題が出題されます。産業、金融、政治、文化、社会問題、また統計的数値を問う問題など、多岐に渡って出題されています。
合格点
- 外国語の場合:100点満点で原則として70点を合格基準としています。
- その他3科目:各科目100 点満点で原則として60点を合格基準としています。
【二次試験概要】
- 試験方式:口述試験(一次試験で選択した外国語での質疑応答)
- 試験形式:受験者1人に対し、試験官3名(質問担当、進行担当、人物考査担当各1名)
- 試験時間:受験者1人につき 8分程度
- 評価項目:聞き取り能力、表現力、発音および文法の正確性、回答能力、その他旅行者に対する印象や配慮の適切性、通訳案内士としての意欲などの適性。
試験内容
- 自己紹介
- 質疑応答:日本人の生活や習慣、日本の伝統文化、現代日本社会などの分野からの質問。
(例:食生活の変化、煎餅、七五三、高齢化社会、年金制度、出生率の低下…etc)
合否判定
各評価項目ごとに合格基準点が設定され、最終的にすべての評価項目について合格基準に達しているかどうかで合否が判断されます。