桃源郷の古民家での茶会:米原亮三 - 実況中継 日本文化体験交流塾成長日記

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日本文化体験交流塾 プログラム・コーディネータ 米原亮三

米原亮三(よねはらりょうぞう)

日本文化体験交流塾
プログラム・コーディネータ

東京大学経済学部卒業後、都庁へ勤務。知事室で鈴木都知事の秘書を務める。

自治体国際化協会ニューヨーク事務所次長として、米国の地方自治・NPOの状況を調査、30余州を訪問。帰国後、国際化施策担当課長として国際交流・協力団体との連携を推進。
東京ビッグサイト総務部長、産業労働局参事(観光まちづくり担当)として、観光・コンベンション行政、観光人材育成を推進。
2008年3月に都庁を早期に退職したが、都庁に対しては様々な機会を与えてくれたことに感謝。

日本国際観光学会
日本観光研究学会会員

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2010年2月

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4月20日訪れた塩山市郊外の慈雲寺に近いこの一帯は、高所だけに、遅い春を待っていた様々な花が一斉に咲いていました。あたり一面の果樹園の桃 は、ピンクの花を咲かせ、また、花みずきや木蓮、ミツバツツジなどの樹木に加え、チューリップなどの草花も競い合うように咲いていました。

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写真は、古民家の窓から、外を眺めた花々のものです。その古民家の庭からは、まだ白い雪の残る鳳凰三山など南アルプスをはじめとする山々も見事に眺望できました。
その日参加したのは、日本民家再生リサイクル協会の方々20数名と、3年前に150年前の古民家を修復した松前夫妻の別宅でありました。特に、この 日は、荒れはてていた別宅小屋をボランティアによる壁塗りなどにより修復し、立派な茶室として再生させた、記念すべきオープニングイベントでありました。
この行事には、この修復を手がけた建築士の方、施行会社「石川工務所」の社長の奥さんと現場監督の方(着物姿の女性二人)もおいでだったので建築の 詳しい話を聞くことができました。母屋に入ると黒く太い柱が横に走っています。入り口の土間から2階階段に繋がる板の間スペースの2階を解体し、吹き抜け スペースとしてあるので、とても広々としている。板の間の真ん中にいろりがあり、炭が入れられていました。150年の歳月を経て、こうして見事に生かされ た樹木を見て、深い感動を覚えました。

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冬には、零下15度位になるそうで、寒さは大丈夫ですかと伺ったら、床暖房に、薪ストーブがあるので、石油をあまり使わなくても良いとのことでした。古い建物の良さを活かしつつ、居住性も高い建物でした。
午後からは、炭入れの儀式、茶室開きに続いて、3組に別れて茶会が開催されました。着物姿の女性達の心のこもった「おもてなし」で、おいしいお菓子とお茶を楽しみました。私は、正座すると足がつってしまうので、あぐらをかいたりして、失礼しました。
松前夫妻は、なんと魅力的な時間を送っているのだろうかと、うらやましくなりました。私たちの日本文化体験交流塾では、外国人に着物を着て、茶席や 踊り、三味線などの音楽に親しむ機会を作ろうと取り組んでいます。先日、着物着付けや、着物の寄贈をミクシーで募ったところ、2日で20名を超える問い合わせがありました。今後の課題としては、こうした体験の場の確保があります。再生された古民家は、日本文化体験の最高の場でもあります。都心から、それほど遠くなく、かつご協力できる物件があれば良いなと思いました。

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