日本文化
河口湖南岸の八木崎公園の一画にある河口湖ミューズ館には、創作人形作家の与勇輝氏の作った人形80体が常設展示されている。これらの人形は、行く度に展 示内容が変更されていて、どれもすばらしいので、是非、紹介したい。まさに、日本の感性と優れた技術が集約されていると思。与勇輝さんの作品の第一の特徴 は、人形に込めたメッセージが、「自然体で生き生きとした子どもたち」なのである。第二の特徴は、表情がとても自然なことである。写真の作品の「ふたり」 は、「お揃いの浴衣をお母さんに縫ってもらって、喜んでふざけ合っている姉妹。」である。本当に、生き生きと感じられる。与勇輝氏は、笑う顔は一瞬の表情 であり、もし「ずっと笑わせておくと疲れてしまうだろうし、無理に笑わせても媚を売っているようで好ましくない」との考えから、微笑み程度になっていそう である。なんと微妙な表現だろうか。
第三の特徴は、何の接着剤も使わないのにどの人形も自分の力で立っていることである。例えば、作品Bの夕食の支度をしている少女は、桶に水を入れて 右手で運んでいる。バランスを取るために、左手は自然に離れている。バランスを取るために、左手は自然に離れている。本当の人間もこうやってバランスを取 るだろうなと思わせる動きである。人形の重心が両足の真ん中の上にあるので、安定しているのである。
黒柳哲子さんは、「本当に軽いのに、錘も何も入っていないのにピクリともしないでその人形は立っていた。人間として生きていくには立っていなくてはならない。」震度5でも倒れないという。
ミューズ館には、カフェコーナーが併設されている。館を取り巻く、八木崎公園は、ハーブフェスティバルの会場でもあり、一年を通して様々な花が咲いている。カフェコーナーからは、この公園の景色が良く見えるので、私のお気に入りの場所である。
富士山のふもと、河口湖には、すばらしい芸術作品がある。外国人にもお勧めのスポットと思う。
