日本文化
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NPO日本文化体験交流塾は、本年2月23日~27日(5日間) 、新人研修を実施する。今回は、その中で予定されている日本文化紹介に関する講座をご紹介する。
通訳案内士を必要とするのは、欧米の外国人、また、アジアの方でも、教養の高い人が多い。こうした方の多くが興味を抱くのは、神社仏閣や能、禅、武士道、茶道、浮世絵などの歴史に裏付けされた日本文化である。こうした日本文化をうまく解説できるであろうか。神社をa Shinto shrineと訳したり、恵比寿様をthe god of wealthと訳したとしても、それだけで内容が理解できるものではない。英語力ではなく、日本語での理解力がないと、外国人に適切な説明ができないのではないだろうか。
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神社仏閣について、日本人向けの説明と、外国人向けの説明は、全く異なる。日本人には、浄土真宗や天台宗などの宗派や、開祖などの説明が大切だが、外国人にとっては、日本人の宗教観や宗教的な行為、建物の配置など、日本の伝統文化そのものが興味の対象となる。「なぜ、お寺の一角に神社があるのか」「神社にお酒を飾って何故た゜ろうか」「狐も神様なのか」「八百万の神々とは」「祭りとは何か」このような疑問に答えられるであろうか。
ウキペディアでは、「神道は、太古の日本から信仰されてきた固有の文化に起源を持つ宗教である。日本列島に住む民族の間に自然発生的に生まれ育った 伝統的な民俗信仰・自然信仰を基盤とし、」「現世主義的であり、性善説的であり、祀られるもの(神)と祀るもの(信奉者)との間の連体意識が強い、などと いった特徴が見られる。」と説明している。仏教が伝来する前からの日本の宗教であり、現代でも日本人の考え方を大きく支配していると思う。
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日本では、宗教的な教育は、タブーとされてきたので、日本人の多くが、神道に関する基本的な理解を有していないと思う。今回の講座では、神田明神の禰宜の清水祥彦氏が、「日本文化の源流としての神社信仰について」説明してくれる。パワーポイントで、多くの写真や図を使った説明は、大変貴重なお話となると思う。
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神道が奈良、平安時代からの日本文化の象徴とすると、鎌倉時代から戦国時代、武士の時代に大切なのは、武士道や能、誹諧、茶道などの文化である。日本で唯一の古典翻訳家という水野聡氏は、こうした中世の世界をわかりやすく説明してくれる。![]()
これらの文化は、バラバラで成立したものではなく、相互に深い関連がある。水野先生の講義要旨の前半をご紹介する。
「日本が外来文化からの影響を脱し、独自の価値観・精神性・美意識を確立したのが、鎌倉~戦国期までの「中世」とよばれる時代。この時代に成立、発展した文化は、現代も日本人の物の考え方、感じ方、すべての根本となっています名を惜しみ、己れを捨てる"武士道"、 人と人との清らかな交わりを大切にする"茶道"、幽玄美を追求する"能"、侘び・寂びを尊ぶ"俳諧"。![]()
そしてとりわけ、悟りをひらき、あらゆるものから解き放たれる"禅"は、この時代の文化を根底から支える精神的な土台となっている。これら中世の文化は、さまざまに形を変え、枝分かれをし、後に近世江戸文化を形成していきます。」
通訳案内士の方には、こうした基本的な日本文化の理解力をつけてもらいたいと思う。
