第2回鎌倉研究会 茶室と庭園を回る:米原亮三 - 実況中継 日本文化体験交流塾成長日記

日本文化

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5月15日(金)、鎌倉研究会の第2回地域探訪を開催し、鎌倉生涯学習センターでの講義をスタートに、報国寺、浄妙寺、瑞泉寺などを訪問した。まず、お忙しいなか、水野聡先生に一日中ご指導いただいたことを感謝したい。第1回ミーティング19名、第1回地域探訪(長谷寺・大仏・能舞台など)21名に続いて、今回は、26名が参加し、全体では、40名以上の方が参加したことになる。

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 鎌倉市の生涯学習センターは、駅のすぐ近くにある。その隣に 大巧寺という寺がある。おんめ様で知られ、四季の花が咲く庭が歩き道となっており、私たちも講座準備前に訪問した。3月に来たときは本当に花の種類が多かったけれど、今回は、だいぶ緑が多くなっていた。しかしアジサイに似た茉莉花(まつりか)という、花が大変きれいだった。

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 水野先生の今回のテーマは、前半が禅と茶道。茶道と禅が共通していることを改めて理解した。特に面白いと感じたのは、「台子の茶」である。
 宗易(千利休)は、「茶の湯の根本は台子の茶にあるものだが、心のたどり着くところでは草の小座敷の茶に勝るものではない」として、さらに、「家屋の立派さ、食事の珍味を楽しむことは俗世の習い。家は、雨漏りせぬほど、食は飢えぬほどで足りるものである。これこそ仏の教え、茶の湯の本意である。」としている。
 夢窓疎石は、野点である台子で茶の湯を始めており、台子の茶は茶室に先行している。むしろ野点の持つ自然観を茶室に取り入れたというべきかも知れない。
 また、日本の庭園は、巨石・巨木への信仰があり、これを庭園に取り入れたものという。
 茶、庭園、禅のすべてに共通するのは、自然と人間との一体的な関係に本質があるようである。
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 午前中の講義を終えて、小町大路をとおり、大御堂橋から田楽辻子の道を歩く。小川沿いの美しい道で、美しい家が立ち並び、車も少ないので気持ちよく歩ける。途中、古民家を改装したまるで隠れ屋のようなレストラン「「こふく」をおとづれる。良く注意していないと、見落とすような小さな看板がかかっている。

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 当日は、私たちの貸切で、予約の煮付け定食をいただく。1200円とは、思えない品数と丁寧な煮付け。鎌倉でツアーをするには、「雰囲気」「サービス」「味」の3つが備わって、かつ価格が「リーズナブル」なお店をたくさん知っていることが大切である。その点、「こふく」で、うんと食べて、「幸福(こうふく)」になった気がした。参加者の皆様も大変喜んでいた。

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こふくから歩いて、5分。報国寺に着く。2枚目の写真は、報国寺の庭園である。参加者が多いので、半分が水野先生の説明を聞いている間、他の半分の方は、竹林を歩く。竹林のなかに、茶所があり、此処も素敵な雰囲気である。

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報国寺から徒歩5分ほどで、鎌倉五山の一つ浄明寺に行く。こちらは、白い石を敷き詰めた庭園が美しい。さきほど、講義で聞いた奈良時代、平安・鎌倉時代、室町・江戸時代の庭園の基本的な特徴を実際の庭園を見ながら学習できるのは、大変素晴らしい。禅宗と南庭など、安土桃山時代の書院づくりと庭など、寺院と庭園の相互関係など、基本的なことを初めて知った。
 また、白砂は、明かりとりの役割を果たしているのだという。

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今回も、二つに別れ、書院づくりの建物で抹茶をいただく人と、上の洋館の石窯レストランがあり、気軽に利用できるガーデンテラス視察とを交互に行った。ガーデンテラスのレストランは、高額だが、テラス席は、ビールなども気軽にいただける。外国人にもお勧めのスポットだ。

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浄明寺から歩いて、約25分で瑞泉寺へ向かう。時間がないので、途中の杉本寺は、中に入らずに通過した。とても良い仏像がある。通訳案内士は、入場料を免除してくれるという。この裏道は、高名な芸術家の家などもあり、人力車も通るお勧めの道である。

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 瑞泉寺は、関東十刹の第一位の寺。夢想疎石の作と伝えられ、鎌倉期唯一の庭園として国の名勝に指定されている。岸壁から流れる滝、岩をくりぬいた部屋など、禅宗の修行の場でもある。
 寺の前庭は、花の寺として知られ、梅の古木が多い、この日は、下の写真のランの花が、ひときわ美しかった。
 次回の鎌倉研究会は、建長寺の和尚による法話、座禅研修会、食事の作法、施設案内が予定されている。建長寺は、鎌倉五山の第一位、臨済宗建長寺派大本山である。「けんちん汁」は、建長寺汁のことで、このお寺から生まれました。お寺で、精進料理をいただく予定である。

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日本文化体験交流塾では、近畿日本ツーリストと角川グループが提供する「旅の発見」という情報サイトに登録しました。日本各地の体験やツアーを紹介するサイトで、月、20万ビューですが、毎月、急速に増加しているという。
こちらでは、京都の古都のウォーキング、タクシー、人力車などの旅が掲載されている。掲載方法は、近畿に依頼して作るほか、独自のホームページに案内をだすこともできる。
 5月29日、13時~18時で予定されている情報発信部会の発表会では、青森県のツアーづくりについて、具体的に検討していきたいと思っている。
 鎌倉研究会についても、座禅や居合い、茶会等をテーマにしたツアーを、日本語でのガイドツアーも含めて検討していきたいと思う。皆様のご意見をお待ちしています。


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プロフィール

NPO日本文化体験交流塾 理事長 米原亮三

米原亮三(よねはらりょうぞ う)

NPO日本文化体験交流塾
理事長

東京大学経済学部卒業後、都庁へ勤務。知事室で鈴木都知事の秘書を務める。

自治体国際化協会ニューヨーク事務所次長として、米国の地方自治・NPOの状況を調査、30余州を訪問。帰国後、国際化施策担当課長として国際交流・協力団体との連携を推進。
東京ビッグサイト総務部長、産業労働局参事(観光まちづくり担当)として、観光・コンベンション行政、観光人材育成を推進。
2008年3月に都庁を早期に退職したが、都庁に対しては様々な機会を与えてくれたことに感謝。
8月、NPOの設立により、理事長に就任。

日本国際観光学会

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