日本文化体験交流塾
6月の日本文化体験交流塾の活動は、本当に忙しかったと思う。当団体主催の鎌倉・箱根バス研修などの研修会・説明会が7回で延べ107人の参加者があった。それ以上に、多かったのが日本文化の体験。12回事業を行い、133人が参加した。うち、83人が外国人で、フランス、オランダ、スエーデン、フィンランド、ドイツ、ベルギーなどの西欧諸国に加え、韓国、中国、フィリピンなど、アジア諸国も多く、15カ国の方が日本料理、茶道、華道、浴衣などを体験した。
特に、6月24日と26日の両日、ニュージランドからは、TVNZというテレビ局の体験取材があり、いろいろな意味でチャレンジの月であったと思う。
今回の取材は、ハンディキャップ持った人たちが、海外で様々な体験にチャレンジしていくというもので、数日前に打診はあったものの、本決まりとなったのは、当日の9時前、菊地事務局長への電話であった。この日は、山口和加子先生主催の「英語による茶道教室」が、生け花をテーマに、朝10時と午後2時の2回開催する予定であった。午前の部は、とても対応できないので、午後の部で実施することとなった。
出演者のクリスティーヌさんは、足が少し不自由であるが、浴衣を着たいと希望であった。外国人だけが浴衣姿だと寂しいので、当日の出席者に電話をかけて、希望の方は、浴衣の着付けをすることとした。幸い、午後の部は、着付けの師範でもある根本さんがおられたので、次々とみんなの着付けを手伝ってくださった。おかげで、今回の茶道教室は、いっぺんで和の雰囲気となった。
男性の方には、作務衣を着ていただくことにした。両手、両足の指がすべてないにもかかわらず、果敢に生け花にチャレンジして、見事に花を生けた姿に感動した。
山口先生は、テレビカメラの前でも、堂々としているので、参加者のみんながとてもリラックスしていた。クリスティーヌさんも、こうした和気あいあいの雰囲気のなかで、楽しく会話するとともに、他の日本人メンバーと同様に、お客様、半東、解説の役割を見事に交替で演じて見せた。すべて、英語だけで、これだけの数の人が行う茶会も珍しいと思う。
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6月26日は、築地市場でお買い物、一般家庭で寿司づくりのプログラムに挑戦した。3人の障害者の方が寿司づくりに挑戦とたが、簡単にできる器具は使わずに、本当の巻き簾を使って、海苔巻きを作る。障害者だから、簡単にとかでなく、日本人でも難しい寿司づくりにチャレンジする姿に感動するとともに、日本でも、本当のノーマライゼーションとは何かを考えさせられた。
寿司づくりを終えて、皆で乾杯。国境を越えたテレビ取材に、お互いのスタッフに心の交流が生まれた。これがIJCEEの一期一会だと、思った。
今月の日本文化の体験は、回数が多くて、とても報告できない。大規模なものだけを紹介しよう。6月12日は、韓国のIT企業の社長20名あまりが寿司づくりに挑戦した。一回でこれだけたくさんの寿司づくりは初めてであった。また、茶会や折り紙も楽しんでいただいた。
さらに、15日には、午前・午後2回に分けて、日本語学校MANABI学園の20名以上の生徒の日本文化体験を行った。浴衣を着付けて、いろいろなポーズをとってもらうと、楽しい。木刀や扇など、小道具を使った仕草や、振る舞いも、着物体験をより楽しませてくれる。
昨年、8月に発足した日本文化体験交流塾。約1年近くになるが、目標に向けて、少しずつ前に進んでいるという実感を感じているこのごろである。7月は、ホームページの英語版の更新に努めたいと思う。
