旅行会社の通訳案内士への期待:米原亮三 - 実況中継 日本文化体験交流塾成長日記

日本文化体験交流塾

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2月12日(金)、ちよだプラットフォーム・スクウェアで、フレッシュな通訳ガイドのための特別セミナー「通訳案内士を取り巻く状況と期待」(旅行会社などの声を聞く)を開催しました。本年2月5日、1,225人の方が通訳案内士試験に合格された。こうしたフレッシュな通訳案内士のためのセミナーだが、昨年までに合格された方に、さらに現状を考えるためのリ・フレッシュなガイドさんにも役立つ講座となった。


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最初の講師は、安田彰さん。当交流塾の理事で、㈱JTB人事部長・取締役や、JNTO理事を歴任され、亜細亜大学ホスピタリティ・マネジメント学科の教授で、「『ジャパンブランド』を売る!」をテーマにお話しされた。
通訳案内士を取り巻く動向としては、通訳ガイドの低い稼働率や無資格ガイド対策の必要性などの現状認識から始まり、インバウンドで今後に期待する分野などが話された。

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次の講師は、JTB・グローバル・マーケティング・トラベル仕入企画部仕入企画チーム    赤松 靖之氏は、会社の概要と通訳案内士への期待を話された。契約ガイドが400人もいて、日本最大のインバウンド会社。このメンバーを言語、得意分野、住所など細かくデータベース化して、お客様に適したガイドを割り当てていくという。訪問客から必ずアンケートをいただき、ガイドの評価に活用する。その概要は、以下の5項目である。
①知識・情報
 全般に知識はあるが、以下の点が物足りないという。
・相手国の勉強が不十分。だから、知りたいことがわからない。
・パンフレットに書いてあるようなことしかしゃべれない。パンレット以上の内容を知りたい。
・質問に答えられるようにしてほしい。

②語学力
満足できる55%、いまひとつ44%と。厳しい評価である。
・早すぎて分らないという人も。英語のネイティブでない方は、ゆっくりと明確に話してほしいという。

③ プレゼンテーション
 全体にうまくない。以下の点を改善すべき。
・エンタティンメント性が少ない。
・声が小さい
・空気が読めない。(お客様の状況にかかわらず用意した原稿を読もうとする)

④ ホスピタリティ
 全体として、高い評価が以下のような問題も
・高齢者への気配りが足りない
・ストレス、緊張感が顔に出る

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次の講師は、阪急交通社・海外事業部国際旅行課 副課長 魚地 啓吾氏は、「ガイドは、旅行の成功の鍵を握る最も重要なファクターである」といい、ガイドは、知識・語学力も大事だが、以下の点で差がつく。
①プレゼンテーション
・食文化に明るいこと
・担当者からの情報を基に、現場で適切に対応できること。
・相手の立場にたって、ガイディングができること
・状況に応じたプレゼンができる。
②マネージメント
・お客様と旅行会社の間にバランスよく立てること
③コミュニケーション
・報告・連絡・相談がきちんとできること
・自分なりの考えを持っていること
・前向きな提案が出来ること

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最後に、MXテレビで放送された外国人の茶道体験の収録風景を写真を掲載する。なお、特別セミナーには、トラベルジャーナルややまとごころの取材があったので、より詳細なレポートがあると思う。


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プロフィール

NPO日本文化体験交流塾 理事長 米原亮三

米原亮三(よねはらりょうぞ う)

NPO日本文化体験交流塾
理事長

東京大学経済学部卒業後、都庁へ勤務。知事室で鈴木都知事の秘書を務める。

自治体国際化協会ニューヨーク事務所次長として、米国の地方自治・NPOの状況を調査、30余州を訪問。帰国後、国際化施策担当課長として国際交流・協力団体との連携を推進。
東京ビッグサイト総務部長、産業労働局参事(観光まちづくり担当)として、観光・コンベンション行政、観光人材育成を推進。
2008年3月に都庁を早期に退職したが、都庁に対しては様々な機会を与えてくれたことに感謝。
8月、NPOの設立により、理事長に就任。

日本国際観光学会

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