ひな人形・初春の花を訪ねて :米原亮三 - 実況中継 日本文化体験交流塾成長日記

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2010年3月12日(金)、当交流塾の鎌倉研究会の北鎌倉チームを中心にツアーが実施された。3月の節句、ひな祭りをテーマに14名の参加で実施された。

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まず、最初に訪問したのは、鎌倉国宝館。今回の企画をアレンジしてくれた小澤由美子さん、鈴木美佐子さん、野上啓子さんが交替して説明してくださった。
 国宝館では、江戸の以来の貴重な雛人形の展示が見られる。多くは、個人のお宅に所蔵されていたという。江戸の中期のひな人形は、能面のようで不気味な顔に、見える。美人の基準は時代によって異なっている。そういう気持ちで眺めると、ひな人形の顔の変化が面白い。
 国宝館には、このほか、多くの仏像がある。浄智寺や円覚寺など、お寺においておけない貴重な文化財が集まっている。
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鶴岡八幡宮では、強風でご神木と言われる大銀杏が倒れていた。樹齢、千年ともいわれ、テレビや新聞で大きく報道されていた。行った時には、既に解体が行われていて、チェーンソウの音が鳴り響いていた。通常のルートは、通行止めになっていた。千年に一度の事件に出会ったともいえる。
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鶴岡八幡宮から東慶寺に移動した。20分を超えるウォーキングであったが、この行程を楽しく感じさせるか否かは、ガイドの腕次第。途中、切通しがあり、寺院やレストラン、また、写真のような面白そうな店も多かった。鎌倉のように歴史があって、景観に優れた街は、神社仏閣だけが目的地でないと感じた。何にでも好奇心を持ち、豊かな感性を磨いて、さまざまな歩く楽しみを発見し、お客様に合わせて、適切に伝えられるガイドになってほしいと思った。
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東慶寺は、さすがに花の寺というだけに、さまざまな花が咲いている。
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梅の花の美しさは、長い冬から初めて生まれた樹木の開花である。桜の花のように圧倒的な量があるわけではない。しかし、梅の古木に清楚に咲く花は、品位を感じる。黒塀としだれ梅の組み合わせこそ、梅の花の味わい深さだと思う。
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おりしもミツマタの花が満開であたった。黄色に咲く花の見事さに加え、枝がきちんと3本づつに別れていること、日本の和紙の原料でもあるなど、鎌倉の古寺にお似合いの花である。
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明月荘で和紙による雛人形づくりに取り組んだ。かなり難しい人形だったようで、1時間半ほど製作にかかった。
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人形づくりの後は、茶会。鈴木さん、野上さん、英語で茶道教室で培った実力の証明の場となった。にじり口から、入るのも貴重な体験となった。
 なお、この日の午後、日本文化体験交流塾ではアジアからのツアー客を受け入れた。お客様は、この茶室体験や和紙人形に大変喜ばれた。英語ガイドの田中尚子さん、ご苦労様でした。
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この明月荘は、老朽化していることもあって、鎌倉市では維持が難しいと秋には、クローズされるという。この素晴らしい庭園と日本建築をいつまでも残したいと思った。


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プロフィール

NPO日本文化体験交流塾 理事長 米原亮三

米原亮三(よねはらりょうぞ う)

NPO日本文化体験交流塾
理事長

東京大学経済学部卒業後、都庁へ勤務。知事室で鈴木都知事の秘書を務める。

自治体国際化協会ニューヨーク事務所次長として、米国の地方自治・NPOの状況を調査、30余州を訪問。帰国後、国際化施策担当課長として国際交流・協力団体との連携を推進。
東京ビッグサイト総務部長、産業労働局参事(観光まちづくり担当)として、観光・コンベンション行政、観光人材育成を推進。
2008年3月に都庁を早期に退職したが、都庁に対しては様々な機会を与えてくれたことに感謝。
8月、NPOの設立により、理事長に就任。

日本国際観光学会

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