紙すき、和絵具など、日本語学校生の体験:米原亮三 - 実況中継 日本文化体験交流塾成長日記

日本文化体験交流塾

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夏が来ると、多くの若者が日本を訪れる。紙すきでは、材料づくりから体験が始まった。日本文化体験交流塾では、こうした若者達の日本文化体験を実施している。
今回、ご紹介するのは、千駄ヶ谷日本語教育研究所。多くの日本語学校のなかでも、最も伝統のある日本語学校の一つである。 今年は、3日間にわけて7種類の日本文化体験を行うが、そのうち第1回6月18日と、第2回7月8日の実施分をご紹介しよう。

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まず、第1回の会場は、国立オリンピック記念青少年総合センターで、浴衣の着付けから始まった。男女別の部屋で同時に着付けをするが、男性より、女性の方が着付けに時間がかかるので、男性には、待ち時間ができる。そこで、木刀をもって、剣士を体験していただくこととする。日本刀と太刀の違い、刀の持ち方、剣道の形などを教える。若者達は、すぐに殺陣さながらのポーズをとる。とても楽しそうである。IMG_3088.JPG
 次に、国際交流棟の桜花亭という一戸建ての建物に移動する。ここは、東京オリンピックの選手村で茶室として使用した、庭園つきの素晴らしい建物である。当交流塾の副理事長の山口和加子氏が、お辞儀の仕方、和服での歩き方などを指導する。山口先生は、茶道、華道、書道の各師範で、英語の通訳案内士。日本文化塾の塾長でもある。
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お茶を提供しているは、吉村敦子さんと着付け師範の根本逸子さんで、二人とも山口先生の「英語による茶道教室」の生徒で通訳案内士である。つい英語でも説明するが、日本語学校からはできるだけ日本語を使ってほしいとの声が寄せられた。
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茶室のとなりの和室では、別の班が風呂敷包みを行った。講師は、矢部美加さん。風呂敷包みの師範、稲場理絵さんは、高梨三千代さんや鈴木美佐子さんと助手としてサポートする。矢部さんは、このためすごく勉強したという。高梨さんも鈴木さんも通訳案内士だが、語学プラス日本文化をめざしている。IMG_3086.JPG
茶道と風呂敷は、班別で交替に体験する。出来上がった作品を手にして、記念撮影を行ったが、右端が矢部さん。着物が良く似合う。
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第2回の日本文化体験は、7月8日。まず、紙すきの講習会から始まった。指導するのは、田村正さん。紙すきの普及のために、世界各国で活動している。英語で補足するのは、英語とフランス語の2カ国語の通訳案内士である野上啓子さんである。
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西洋の紙に比べて10倍も長い繊維の和紙。この強い紙が浮世絵などの木版画技術を可能にした。田村さんは、長い和紙の紙をテキストに和紙の魅力を紹介する。
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最後の体験は、和絵具。講師は、谷中で和絵具店金開堂を経営する杉田桂子さん。日本の絵具と西洋の絵具の違いを解説するとともに、実際に和絵具での作品づくりを体験した。絵画指導は、日本画家の木村了子さんなど3人の専門家。今回の体験を指導した様子は、木村さんご自身のブログでも紹介している。大変たくさんの方のご厚意で今回のプログラムが無事終わったことを感謝している。
 今週は、また火、水、木と連続で、茶道、書道、着物の体験に70名の外国の方の参加が予定されている。当交流塾の仲間たちと世界各国の方々に日本文化の良さを伝えたいと思う。
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プロフィール

NPO日本文化体験交流塾 理事長 米原亮三

米原亮三(よねはらりょうぞ う)

NPO日本文化体験交流塾
理事長

東京大学経済学部卒業後、都庁へ勤務。知事室で鈴木都知事の秘書を務める。

自治体国際化協会ニューヨーク事務所次長として、米国の地方自治・NPOの状況を調査、30余州を訪問。帰国後、国際化施策担当課長として国際交流・協力団体との連携を推進。
東京ビッグサイト総務部長、産業労働局参事(観光まちづくり担当)として、観光・コンベンション行政、観光人材育成を推進。
2008年3月に都庁を早期に退職したが、都庁に対しては様々な機会を与えてくれたことに感謝。
8月、NPOの設立により、理事長に就任。

日本国際観光学会

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