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謹賀新年。写真は、12月8日、ANAの研修所で海外社員の研修として華道体験が実施されたときのものであるが、最近になって、当交流塾の事業もやっと回復を実感した。
2012年1月の年頭にあたり、2011年を振り返り、また、本年の抱負を述べたい。
2011年は、日本のインバウンド関係者にとって、戦後、最も厳しい年の一つであったと思う。東日本大震災、原子力発電所の事故、ユーロ安円高のトリプルパンチで、旅行業、宿泊業は、軒並み半分以下の業績となったと言われている。当交流塾も、3月時点の予約、約40件がすべてキャンセルとなった。
当交流塾としては、8月には、双葉町支援事業「暑さに負けないぞ!夏祭だ!」などの取り組みを行なった。しかし、全体として、外国人観光客の激減のなかで、通訳案内士の多くの方が、通訳ガイドの仕事をあきらめ、他の仕事に従事せざるを得なかったと思う。
しかし、当交流塾では、少しずつ、外国人のお客様が戻ってきた。写真は、華道体験における山口和加子副理事長のデモンストレーションであるが、ANAは4回目、中部ライオンズクラブの華道・茶道も3回目である。これまでの体験事業やガイドでの会員の着実な努力の積み重ねが、信頼を生み、お客様をリピートさせてくれたと思う。
また、12月2日、モスクワからお客様10人で寿司づくりを体験していただいた。また、パソコンソフトのM社の方にも、団体で寿司づくりを体験していただいた。寿司づくりは、世界のどの国の方にも、人気のプログラムである。
12月3日、ホテルニューオータニでは、ロッテ国際奨学財団の50名の留学生の浴衣着付けと華道を実施した。東大、東京工業大学、京都大学、早稲田大学、慶応大学などに学ぶ留学生である。理事長 重光宏之氏も体験された。
当日は、全部で90分と時間が限られていたので、手際の良い運営が求められた。伊藤映子さんと吉村敦子さんをリーダーとする7名の着付け部隊が30分という短時間で見事に着付けをした。その後、平塚春子華道教授の模範演技のあと、50人が13のグループに分かれて、生け花を生ける。そして、作品を集めて、作品に組めたメッセージを発表する。
通訳ガイドとして、長期の団体ツアーを何度も経験している平塚さん。流石に、コメントも上手で若者の心を掴んでいた。
以上の集合写真であるが、このなかから、将来アジアを担う人材が生れるかも知れないと思うと嬉しくなった。
12月は、このほかにも様々な文化体験やガイドの仕事があった。スペイン語による日本舞踊と茶道体験(下の写真は、石川由佳さん)、中国語による茶道体験、フランス語による東京・鎌倉ガイドなど、言語も様々である。また、忍者、築地、相撲、職人等体験内容も多様であり、新聞社・報道関係者も多かった。その結果、 延べ28日・回、出動して、計178人の方がお客様が参加された。当交流塾としては、月間最高の実績である。
最後に、私は、以下の3点を今年の抱負として述べる。
1 広報手段の多様化
当交流塾の日本文化体験プログラムは、確実に内容が充実しつつあると思う。しかし、その存在が外国人旅行者十分に知られたものになっていない。今年は、ホームページの改善、Facebookの活用、DVD製作等、ITの一層の活用に努めたい。
また、法人会員の増加により、ネットワークの拡大を図りたい。
2 語学分野の拡大
当交流塾には、約200名の通訳案内士が所属している。現在のインバウンドの現状を考えると、外国人観光客のみで、その能力を活用することには限界がある。
通訳案内士試験の対策講座をスタートさせるとともに、Skypeを使った児童英語教室などについても、実施の検討を進めたい。
また、こうした取り組みを通じて、日本人の国際感覚の向上に寄与したい。
3 照顧脚下
禅では、「足元をしっかり見ること。」が大切という。私自身の反省として、この言葉を大事にしたい。当交流塾においては、目標に到達するための時間と能力が不足していることがあった。また、長時間の作業を必要とし、私を含め、スタッフのなかには、健康を害することもあった。以上の反省を踏まえ、照顧脚下を忘れずに、持続できる活動でありたいと思う。
最後に、この4年ほと゜、多忙さのなかで、私は、年賀状を誰にも差し上げていないことをお詫びする。今年も数十枚の年賀状をいただいたが、お返事できないでいる。このブログに変えて、非礼をお詫びするところである。
この写真は、ロッテ財団の時のIJCEEスタッフ一同であるが、皆さんに支えられてこの活動があることをあたらためて痛感した。
