インバウンドコラム

【海外メディアななめ読み】外国人もギャップ萌え?! 6月に日本で始まる2つの新サービスに海外メディアが注目

2018.06.11

清水 陽子

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6月に日本で始まる2つの新しいサービスが、海外メディアに登場していたのでご紹介します。

 一つ目は、6月15日に民泊新法が施行されると同時にスタートする、お寺への宿泊仲介「テラハク」のサービスです。イギリスのテレグラフ(The Telegraph)や香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト (South China Morning Post、南華早報)が、6月から日本のお寺に泊まりやすくなると報じました。今までは宿坊機能を備えた一部のお寺でのみ可能だった「お寺に泊まる」という体験が、法改正とアメリカの民泊仲介サイトAirbnbとの提携で、ぐっと手軽になったことを伝えています。「ニッポンの仏教のお寺に泊まる」というスピリチュアルな体験が、コンピュータやスマートフォンの画面操作で簡単に予約できるギャップにも面白さを感じてもらえているようです。

 二つ目は、6月30日にデビューする「ハローキティ新幹線」です。アメリカのCNNを初め、いくつかのメディアが取り上げました。CNN『世界一キュートな電車?』として、ピンクで統一された車体や内装を含む7枚の写真と共に、カワイイ新幹線の魅力を紹介しました。

日本の電車と言えば先月、JR西日本の列車が、定刻より25秒早く出発したことを謝罪し、海外で話題になっています。イギリスのインデペンデント紙(The Independent)は、日本の鉄道は世界有数の定時運行サービスを誇っており、25秒の早発が謝罪に値することを、驚きと共に伝えています。新幹線が、1964年の開業以来一度も死亡事故を起こしていない安全な列車であることは海外でも有名です。定時制と安全性というきっちりした機能と「カワイイ」が同居することのギャップが、外国人には新鮮なのではないでしょうか。

伝統を重んじながらもオープンな部分もあり、きっちりしているかと思えばゆるキャラで溢れている。日本にはギャップがいっぱいです。いい意味でどんどん期待を裏切って行くことで、「実際に行って見てみたい!」と思う人が増えるのではないでしょうか。

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