現役通訳案内士インタビュー第2回 萩村昌代(スペイン語通訳案内士)

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現役通訳案内士インタビュー第2回

Q7.どのように仕事を受注されているのでしょうか?

エージェントさん経由が多いですが、友人、知人からの口コミやホテルのコンシェルジュさんから直接ということもありますし、JGAの「通訳ガイド検索システム」を通してのものもあります。

エージェントさんからの仕事については、私の場合、JGAに入会して2日後に旅行会社さんから連絡をいただきました。そこで、履歴書を持ってエージェントさんのオフィスに行きましたが、忙しい時期だったようで、ゆっくり説明を受けることもなく、5分くらいでお話を聞いて必要書類を受け取って来たという感じです。

友人、知人からの口コミはあまり多くはありませんが、この世界では知人同士の間にはギブ・アンド・テイクがあると思います。お互いに協力して、仕事をくれた人にはなるべくお仕事を回そうと思っています。

JGAの「通訳ガイド検索システム」を通しては各国のお客様から直接連絡があるほか、国内のエージェントさんやホテルの方々も見て下さっているようです。最近はブラジル人のお客様から直接電子メールで連絡をもらい、お仕事をいただくことになりました。

Q8.ガイドをしていてうれしかったことをお聞かせください。

1週間余りの複数台口のスペイン人のバスツアーで、私がスペイン南部を一人で旅行した時にスペイン人の若い男の人に案内してもらったという話をバスの中で毎日少しずつシリーズのようにして話をしました。小出しにして面白おかしく話をしたのですが、お客様は「あれからどうなるのかしら・・・」と毎日楽しみにしてくださいました。このツアーではお客様とは非常に仲良くなれました。ツアーの最後の夜、さよならパーティーからホテルにバスで戻ったとき、お客様が「昌代と一緒にいたいから、僕たちバスを降りないよ~♪」とコーラスを始めました。この時お客様との信頼関係を非常に強く感じました。

ガイディングの様子(大阪城案内)
通訳案内士 萩村昌代氏

Q9.信頼関係をつくるコツは何ですか?

お客様の言葉で話すのもその一つだと思いますが、お客様が今何をしたいのか、お客様の立場、身になることだと思います。例えば、男性は地図が好きというのはユニバーサルな傾向のようで、空間の中での位置を確認したいようです。そこで、今ここにいる、ということを地図でお見せするようにしています。また、男性の方とは自動車の話で盛り上がったりし、興味の幅を広く持つことで女性だけでなく男性にも合うようなお話をできるように心掛けています。

Q10.案内するそれぞれの地方についての情報収集、勉強方法を教えてください。

スペイン語ガイドは英語のツアーにお客様と一緒に乗ることがあります。この場合、他の英語ガイドさんの解釈や説明を聞くことができます。
英語以外の言語は本などの数が少ないですが、スペイン語の場合は、インターネットで探したり、現地のガイドブックにカラフルで詳しいものがあります。
下見に出かける、ビデオなどで日本の歴史を勉強することもあります。初めて行くお寺などでは建物のつくりや配置がどうなっているか気になったりします。

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