現役通訳案内士インタビュー第4回 三宅美智子氏(中国語通訳案内士)

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第4回 三宅美智子氏(中国語通訳案内士)

Q3. お仕事はどのように受注されているのでしょうか?

☆信用、信頼関係が次の仕事につながる
新人時代は、先輩や仲間の紹介が多かったですね。どんな仕事でも、こつこつと確実にやりこなしていくように心がけました。それで少しずつ仕事が増えていき、現在はエージェントさんやクライアントさんからの指名なども頂いています。

エージェントさんやクライアントさん或いは紹介してもらった仲間に対して、その期待にちゃんと応えるには、来日のお客様が滞在中、満足いただけるよう、「情熱」と「地道な努力」がとても大事です。お仕事を頂いたら、エージェントを代表しているという責任感を持って、誠実に丁寧にお客様をもてなす姿勢は極めて重要。毎回、毎回のお仕事を大事にし、仕事の中身を重視するよう自分に言い聞かせています。その仕事で中国のお客様がどれだけ満足してくれたのか、自分自身がどれだけ成長したのかは、次の仕事につながっていくのだと思っています。

Q4. 情報収集や勉強はどのようにされていますか?

☆睡眠以外は常にアンテナを張っている状態
通訳ガイドは広範な知識と教養を必要とされる仕事で、また高度なコミュニケーション能力と適切かつ機敏な現場判断が求められる職業です。例えば、日本社会で今何が起きているかを把握するために、まず、毎日公共放送のニュースは欠かさず聞き、更にその背景を詳しく理解するために、民放のコメンテーターの詳細な説明なども参考にしています。それ以外に、日本人の友達と積極的に交流し、日本の子育て問題や会社の中の問題、食の問題など、日本の実情に関する様々な情報を隅々から収集しています。また、趣味を多く持つことも大事だと思っています。私自身、お茶やお花の資格を取りましたし、ピアノや乗馬のレッスンに通い、美術展や展覧会にも良く足を運びます。できるだけ広い視野を持って多くの方の話に耳を傾け、絶えず社会の変化、人間自身の営みに関心を持つようにしています。

個人的に、中国と日本は「近くて遠い国」のように思う時があります。中国からのお客様に日本の本当の姿、庶民生活を伝え理解してもらうには? さらに興味津々に聞いていただけるような表現の工夫は? などなど、いつも考えています。ですから寝ている時以外は常にアンテナを張っている状態ですね。

Q5. 中国語といっても中華圏は広いため、国によってどのような違いがありますか?

中国本土だけをみても、地域による食文化・歴史・経済発展レベルなど、違いは大きいので、お客様の特徴を事前に把握して接するように心がけています。でも、来日のお客様に関して言えるのは、標準語(北京語)をきちんと話せば、意思疎通に問題はありません。お客様自身も国際感覚を意識するようになりました。特に沿海地域のお客様はビジネス感覚に馴染んでいる方や、外国に行くチャンスも多く海外旅行に慣れている方が多いですね。

今、中国本土のお客様の増加傾向が顕著になっていて、これからインバウンドの最も重要なマーケットとなるでしょう。台湾は個人旅行に慣れている方が多く、リピーターも結構いますね。香港のお客様ですが、最近、とっても上手に標準語を話していらっしゃるお客様とお会いしました。

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