第9回現役通訳案内士インタビュー 矢倉瑞夏氏

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Guide Interview 第9回 通訳案内士インタビュー 矢倉瑞夏氏 フランス語の通訳案内士

★キャビン・アテンダントから通訳案内士へ

Q1. どうして通訳案内士になられたのですか?

大学卒業後、航空会社で国際線のキャビン・アテンダントとして乗務しました。そこで培った接客の基本や緊急時の対応はずっと私のベースとなっていて、同じ旅行業界で活かせると考えました。また、大学の第2外国語で学んだフランス語をもう一度勉強しようと、息子が1歳の誕生日を迎えた時から日仏学院に通い始めたのですが、無謀にもこの時からいずれ必ず仕事につなげたいと宣言していました。

その後、2001年に夫の海外赴任に伴いニューヨークに行きました。当初はフランス語を封印して英語の勉強に専念していましたが、半年後、9・11同時多発テロが起こりました。直後はアメリカの悲しみをリアルに受けとめるばかりでしたが、ある日友人が送ってくれたフランスの新聞「ル・モンド」の記事をきっかけに、世界には多様な考え方があることに改めて気づき、フランス語に戻りました。

さらに帰国後、海外に住んだ経験を通して日本のことを外国の方々に伝えたいと思うようになり、通訳案内士を目指しました。
(日仏学院 http://www.institut.jp/

Q2. 通訳案内士になるために、どのような勉強されましたか?

フランス語に関しては大半が、フランス語検定1級の合格を目指して勉強を続けていました。長期留学の経験がない私が力をつけるには、あらゆる角度からの攻めが必要でした。状況にあわせて、仏訳の通信教育を受けたり、個人レッスンを受けたり、インターネットでフランスのテレビやラジオ番組(RFI)から仏語表現を収集したり……。
時事用語やガイド用語に関しては英語からフランス語に訳していきました。
語学以外の科目については、ハロー通訳アカデミーのマラソン・セミナー(CD)を受講しました。
(ハロー通訳アカデミー  http://www.hello.ac/

Q3. 現在どのようなお仕事をなさっているのですか?

個人のお客様や20~30名のグループのお客様を1週間から2週間ほどの日程でご案内しています。成田空港で出迎えた後、東京、日光、鎌倉、箱根、高山、白川郷、金沢、広島、京都、奈良とご案内して関西国際空港でお見送りするといった、いわゆる観光のスルーガイドが多いです。
関東に住んでいますが、京都出身なので関西もできる! というのが強みです。単発のウォーキングツアーの仕事ももちろん魅力的ですが、添乗、ガイド、通訳の3役をこなす長期のツアーは、体力がある私にとって大きなやりがいがあります。

Q4. お仕事はどのように受注なさっているのですか?

数社のエージェントさんを通してお仕事をいただいています。そのうちの1社は資格を取って間もない頃、別の通訳案内士の方のピンチ・ヒッターを引き受けたことがご縁で、その後も引き続きお仕事をいただいています。急きょ高山に飛んで広島まで回る仕事でしたが、今思うと、まさにスカイ・ツリーから飛び降りるようなもの(笑)。けれども、あの時思い切って引き受けていなかったら、今の私はなかったと思います。

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