第10回通訳案内士インタビュー 平沢均美氏

ログイン・登録

Guide Interview 第10回通訳案内士インタビュー 平沢均美氏 英語通訳案内士

多くのお客様を送り込んでクオリティの維持を!

Q9. 日本のインバウンドの改善点を挙げてください。

①お客様からの苦情が多いのはホテルの部屋の温度調節ができないことです。日本人よりも暑
いと感じるお客様が多いようです。
②観光地のトイレの数が少なく、手入れが行き届いていないので改善していただきたいです。
③レストランに英語のメニューが必要です。
④新幹線の改札口では、どこに何を入れればよいかが外国人にはわかりにくいと感じています。
⑤コインロッカーに入りきらない荷物があるので、駅の近くに対面式の預かり所があればウオーキ
ングツアーなどもしやすく、便利だと思います。

Q10. 今後の抱負をお聞かせください。

今後はあまり外国人に知られていない日本海側の地域を紹介したいと考えています。この地域には良い温泉、おいしい食べ物、そして優れた伝統工芸品があります。輪島塗、九谷焼、こけしなどを紹介し買っていただくことで各地の伝統工芸を支えたいと思います。優れた技術が失われることのないよう、インバウンドを通じて救っていただきたいです。

外国の方々に知られていない各地の情報を伝えようと、Ringo TravelというHPを立ち上げました。是非ご覧ください。

Ringo Travel   http://ringo-travel.com/

Q11.(ガイドとして)地方在住のメリットとデメリットを教えてください。デメリットがあるとしたら、それをどのように克服されていますか?

メリットとしては、私自身が地元で育ち子供の頃から郷土食を食べてきたことがお客様をご案内するうえで強みになっています。

その一方で、長野は国際空港から遠く、ツアーの全行程を通した仕事が来ないので、そうした仕事をしたい方にはストレスになるかもしれません。けれども、私はエージェントさんに「長野の仕事はお願いします」と言っていただけるとうれしくなります。
仕事を任せていただけたばかりでなく、地元商店街や観光協会に貢献できるからです。これからも長野県のクオリティを維持するために多くのお客様を送り込みたいと思っています。

<取材後記>
地元への強い愛着を持ちつつ、困難を工夫と努力で乗り越えてこられた平沢氏の真摯な姿勢に感銘を受けました。また、伝統工芸への支援をはじめとして多くの方の利益を考えた展望を持っておられることに視野の広さを感じました。地域の事情に精通し豊富な人脈を持つ強みを生かすことで、さらに多くの可能性を広げて行かれることでしょう。
取材へのご協力、誠にありがとうございました。

インタビュー一覧一覧へ戻る