第15回 現役通訳案内士インタビュー 「日本文化と歴史探訪会」(JCC) 会長 橋本充秀氏

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Guide Interview 第15回 通訳案内士インタビュー 橋本充秀(はしもと のぶひで)氏 英語通訳案内士

多様な働き方を実践

Q1.通訳案内士になられた経緯を教えてください。

ハロー通訳アカデミーの無料受験対策講演会に参加したのをきっかけに、通訳案内士試験を2007年に受験し、合格しました。帰国子女なので、英語は子どもの頃にアメリカで身につけました。参加した受験対策講習会は楽しくて、勉強の仕方も目からウロコでした。そこで、さっそくハローの4月開講のコースに申し込み、その年の一次試験に合格しました。その段階でコースを中退しましたが、ハローからは報奨金をいただけました。
通訳案内士になったきっかけは、軽い気持ちから講演会に参加したということでしたが、もちろん今は通訳案内士の仕事が楽しく、通訳案内士としての自覚を持って行動するように、心掛けています。

Q2.現在、どのようなお仕事をなさっているのですか?

通訳案内士としてガイド一本で生活しています…、と言いたいのですが、そうはいきません。ガイドだけでは生活はできない、ということがわかりました。そこで、ガイド以外に通訳、翻訳、司法通訳、雑貨の卸、ネットでの販売などの仕事をしています。
春と秋は通訳案内士の仕事が多いのですが、10年前にはじめた雑貨の仕事は年間を通して行っています。

通訳の仕事のひとつに、毎年熊本で開かれる「カントリーゴールド」というカントリー&ウェスタンのイベントがあり、18,000人の観客の前で通訳をしました。

司法通訳は始めてからちょうど1年になりました。神奈川県警の通訳人です。法律を専攻したわけではありませんが、司法通訳になるために本を読んで独学し、県警の面接に合格しました。仕事の日数はそれほど多くありませんが、ほぼ毎月仕事は入ってきます。
基本的には横浜地検と地裁での新件送致の仕事ですが、たまに入ってくる警察署での仕事は時間が遅く、終了も大抵午前様になるので、車でなければ行けません。そして、勾留時での検事の取り調べの通訳もやることがあります。
先月は警察署⇒地検・裁判所⇒勾留時での地検の取り調べというように、ひとつの事件の通訳をすべて担当しました。

Q3.仕事はどのように受注しておられますか?

通訳、翻訳はエージェント経由のほか、友人からの紹介というのもあります。通訳案内士試験に合格した後にエージェントを回って営業活動をしましたが、今はまったくしていません。
でも今のように暇な時期に営業活動を再開するのもいいかなと考えています。司法通訳は警察の通訳センターから連絡が入ります。地検から直接依頼が来ることもあります。
また、ほとんど仕事は入りませんが、イークサ(国際交流サービス協会)のエスコートの試験も2008年に合格しています。

Q4.仕事の必需品や工夫していることを教えてください。

名所・旧跡のポイントをB5一枚にまとめてバインダーに閉じています。
たとえば、鶴岡八幡宮、江戸博、築地市場などのように。あるいは、日本の国会、皇室、結婚式、葬式、芸者など知識として持っておく方がよいこともまとめています。こういったことは何度も繰り返し覚えて頭に叩き込むのですが、大概いつも忘れてしまいます。それで、ガイディングやツアーの時には必要なところのみバインダーからはずして持っていきます。小さくてかさばらないし、電車の中で読み返せば、以前覚えたことですから、記憶がよみがえってきます。

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