第15回 現役通訳案内士インタビュー 「日本文化と歴史探訪会」(JCC) 会長 橋本充秀氏

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Guide Interview 第15回 通訳案内士インタビュー 橋本充秀(はしもと のぶひで)氏 英語通訳案内士

震災翌日の仕事

Q9.3月11日の震災時やその直後に通訳案内士のお仕事をしていらっしゃいましたか? もし、お仕事をなさっていらしたのであれば、その時の状況を教えてください。

11日は東京で別件の仕事をしていましたが、翌日の12日には、別のガイドさんから引き継いだお客様を六本木のグランドハイアットから羽田まで送る仕事が入っていました。エージェントさんやガイドさんとの打ち合わせの電話の途中で携帯のバッテリーがあがってしまいました。公衆電話は長蛇の列です。エージェントさんからの指示でグランドハイアットに向かおうとしたのですが、交通手段はタクシーしかなく、そのタクシーがつかまったのは数時間後で、しかも大渋滞です。タクシーの運転手さんの携帯をお借りし、再度エージェントへ連絡。結局、それまでのガイドさんが何とかホテルまで行くことができ、引き続き羽田までの送りもやっていただきました。

その日帰宅ができないので、ホテル、カプセルホテル、サウナ、挙句の果ては漫画喫茶もあたったのですが、どこも一杯でした。結局朝5時までやっている居酒屋になんとか潜り込めたので、そこで一晩過ごしました。私の仕事はキャンセルとなってしまったのですが、エージェントさんからは、日当も交通費も、宿泊費(居酒屋代)もいただけました。

Q10.日本のインバウンドの改善点を挙げてください。

ガイドとは、まさしく我が国を民間レベルで外国に紹介するという、国にとっても非常に重要な使命を持っています。政府、行政は通訳案内業(士ではない)創設の原点に立ち返り、その意味と重要性を認識すべき時に来ているのでしょうね。

橋本氏のブログ http://blogs.yahoo.co.jp/nobuchan8484
JCCの研修の様子もこちらでご覧いただけます。

取材後記:
今回は、通訳案内士の多様な仕事ぶりに着目してお話を伺いました。ガイド団体の運営を含む複数の活動の過程で、より強力なネットワークが形成されてゆくことでしょう。そうした成果を通訳案内士の交流や研鑽のためにさらに活用していただきたいと思います。

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