第17回 現役通訳案内士インタビュー 皆川彩(みながわ あや)氏

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Guide Interview 第17回 通訳案内士インタビュー 皆川彩(みながわ あや)氏 イタリア語・英語通訳案内士

イタリア語と英語の仕事

Q1.イタリア語通訳案内士になられた経緯を教えてください。

東京の根津に生まれ、日本の情緒ある町並みに幼い頃から親しみを感じていました。親戚に民俗学者や国文学者、日本画家、造り酒屋がおり、歴史や文学、伝統的なものへの興味や憧れを持って育ちました。
その一方で、両親は外国人のホームステイを受け入れるなど海外との文化交流にも熱心だったので、外国文化にも関心を持っていました。

大学では、国文学を専攻し、日本の古典のほか、ジャーナリズムや広告学を学びました。同時にイタリアのデザイン、ファッション、美術、歴史にも関心があったので、日伊協会などの語学学校に通ってイタリア語を勉強したり、在学中からイタリアに短期留学していました。

大学を卒業すると、イタリア系の会社に勤めましたが、その後5年ほどイタリアへ留学。文学・言語学を学んだ後、ビジネススクールにも通いジャーナリズム、PR、マーケティング、企業コミュニケーションなどを学びました。留学後通訳案内士の試験を受け、1999年にイタリア語の通訳案内士の資格を取りました。後に日伊協会ではイタリア語の翻訳や通訳を学びました。

Q2.なぜ英語の通訳案内士の資格も取られたのですか?

世界の共通語として英語は必要だと考え、2007年に英語でも資格を取りました。
英語は、イタリアのビジネススクールや、イギリスの語学学校で勉強していました。イタリア語の通訳をする際の資料はたいてい英語ですし、旅行関係の仕事では、資料作成のために英語を使います。イタリア語の仕事をしていても、英語を使う機会は多いのです。

Q3.英語で通訳案内士の資格を取られてからお仕事にどのような変化がありましたか?

英語の資格を取ってからもイタリア語の仕事がメインであることには変わりありません。10日から2週間ほどの泊りがけのツアーではイタリア人のお客様をご案内しますが、ツアーの予定は早めにわかるので、余力があれば1~2日の英語ガイドの仕事を受けています。

Q4.1999年にイタリア語で通訳案内士の資格を取られてから現在まで、どのようなお仕事をなさってこられたのですか?

エージェントさんを通して、募集型企画旅行、手配旅行をメインに、工場視察を含んだインセンティブツアーなどの仕事を受け、関東から九州にかけての代表的観光地の通訳案内をしてきました。

官公庁関係では、日本の外務省の招聘事業のアテンド通訳のほか、イタリア官公庁から派遣されたミッションのアテンド兼ガイドをしています。
このほか、ガイド検索サイトを通した仕事の依頼や知人の紹介で、個人のお客様の観光案内もします。

通訳案内士の仕事ばかりでなく、通訳や翻訳もしています。通訳は、アパレル、シューズ、ジュエリーなどファッション関係のビジネス通訳、機械、化粧品、建築資材、食品、ワインなど各種メーカーの会議やイベントでの仕事です。
翻訳を依頼される文書は、マーケティング、経営、コレポン(海外との業務上の連絡)などのビジネス関連の翻訳、機械、医薬品や観光に関する文書など多様な分野にわたります。このほか、映像翻訳の仕事もしています。

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