第21回 通訳案内士インタビュー 福島直之氏

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Guide Interview 第21回 通訳案内士インタビュー 福島直之氏 韓国語通訳案内士

韓国人の関心は日本人観察

Q4.(前回インタビューさせていただいた酒井かおり氏からの質問です)韓国に興味を持たれるようになったきっかけは何ですか?また、韓国の方は主に日本のどういうことに興味を持たれますか?

大学時代から、専攻とは別に東アジア史を趣味で勉強していました。なかでも日韓関係史に関心があり、その後会社員時代に韓国との貿易の仕事をするなかで、韓国との関係が強くなっていきました。

最近の韓国の方々は、少数の箇所を深く見て歩く傾向があります。日本に関心のある方はこの20年の間にすでに1度は日本を訪れていて、今いらしている方々は、2度目の訪日の段階に入っているようです。こうしたリピーターの方々は、日本の世相や日本人の考え方などに関心を持っておられます。日本と韓国は、仏教、食文化、歴史などで共通部分が多いので、韓国の方は日本を理解するに際して、いきなり日本人観察といった深いところから始められるようです。

Q5.韓国のお客様に人気のある場所はどこですか?

首都圏では海のある場所としてこれまでお台場が定番でしたが、最近港湾地区が整備された横浜を訪問先に加えたところ、東京にはない趣が日本に初めて来られた方々に好評です。横浜を訪れると鎌倉にも足を延ばし、こちらも人気があります。

リピーターの方々は、吉祥寺、下北沢、自由ヶ丘、戸越銀座などの普通の観光では訪れないような奥まった路地裏に関心を示されます。また、高尾山も好まれています。

また、日本の産業に対する関心も高く、展示会や出張のために訪日される方々は、業界情報を収集する必要から、量販店、大型スーパー、市場などに行かれます。

Q6.韓国語通訳案内士の方々のネットワークはあるのですか?

2008年に発足した全日本韓国語通訳案内士会(KGO)という会の中心メンバーとして、3年ほど活動しました。これは、その年にガイド団体が実施した通訳案内士新人研修への参加者たちが、仕事を得ることと人材の育成を目的に立ち上げた組織です。発足当初から研修や市場調査などの活動を通して、会員の方々と良いネットワークを築くことができました。その後、KGOは研修中心の組織へと形態を変えています。

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