第23回 通訳案内士インタビュー 松田みどり氏

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Guide Interview 第23回 通訳案内士インタビュー 松田みどり氏 フランス語通訳案内士

ナイトショーや日本文化体験を楽しめる場の充実を

Q6.海外のお客様に日本に来ていただくためには、どうしたらよいとお考えですか?

「こんなに楽しかったよ!」という思い出をお持ち帰りいただき、日本の良さを口コミしていただくのが一番だと思います。いらして下さった方々にできるだけ満足していただくことが大切です。

団体のツアーの中で、たいてい1組か2組のお客様から日本の文化的なナイトショーへ行きたいというご要望をいただきます。
京都の祇園には手頃な価格で毎晩2回、華道•茶道•箏曲•雅楽•狂言などの伝統芸能をダイジェストに一つの舞台で鑑賞できる劇場があります。東京にもいつでも、人数に関わらず見られる舞台またはショーがあると喜ばれると思います。日本の芸能文化のひとときを味わっていただけたら旅に華を添えられるのではないでしょうか。
また、日本文化を体験することが出来るところももっと増えることにも期待しています。

以前、お客様から「和菓子づくり体験」のリクエストをいただいたことがありました。そうしたクラスを開いているところを探しましたが費用が高額でした。結局、私の知人の茶道の師範の方の家で和菓子作り体験をした後で、茶道体験を組み合わせ、作った和菓子を召し上がっていただきましたが、大変喜んで下さいました。

Q7.通訳案内士として今後も活躍を続けていくためにどのような方策をお考えですか?

ガイドの仕事を続けていくためには、お客様に満足していただける「旅の案内人」になることだと思います。それを目指して、能、歌舞伎、相撲をはじめとする伝統文化に親しみ、勉強を重ねています。日本の文化や地域についての知識の幅を広げ、お客様からのとっさのリクエストにもすぐに応えることができるように日々アンテナを立て情報収集することも必要です。

観光は、日本の工芸品、焼き物、染織物など、日本の美意識によって育まれた美しいものを外国の方々に宣伝するツールになります。お客様に日本の旅の思い出として、是非持ち帰っていただききたいです。
私自身美術品や工芸品が大好きなので、下見で窯元などを訪ねる機会にはお客様に品物の特徴をわかりやすく説明できるように勉強させていただいています。

<取材後記>
出産後はデザインの仕事に再び就くことは考えなかったそうですが、インタビューではデザインという言葉が何度も語られました。創造性という点で、通訳案内士の仕事にも共通する部分があるのではないでしょうか。お話を伺いながら、松田氏に自らの人生をデザインして開拓する姿勢を感じました。

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