第25回 通訳案内士インタビュー 矢嶋 綾氏

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Guide Interview 第25回 通訳案内士インタビュー 矢嶋 綾氏 フランス語通訳案内士

フランスのメディア関係者を日本に

Q7. 海外のお客様に日本に来ていただくためには、どうしたらよいとお考えですか?

日本は言語の障壁があるばかりでなく、カードがどこでも使えない、両替所が少ない、交通費がかさむ、といった理由で旅行しにくい印象をフランス人に与えているようです。
より多くの方にいらしていただくには、これらを解決し、携帯電話やパソコンが使いやすい環境を整えるなどの方策をとる必要があると思います。

近年は、フランスで訪日旅行を扱う小さな旅行社が増えているそうなので、こうした旅行社の方々に日本を知っていただくためのツアーや、庭園、伝統文化、日本酒などのようにテーマをしぼったツアーを組むのも面白いと思います。

また、観光立国フランスでは、観光地を有料で案内することが許されているのはガイドの有資格者だけです。このようにガイドの地位が守られていることがガイドの質を確保し、観光の振興に寄与していると思います。

Q8.通訳案内士として今後も活躍を続けていくためにどのような方策をお考えですか?

この仕事が好きなので、今後もお客様との出会いを大切にし、楽しみながら、一つひとつの仕事に誠実に取り組み続けてゆきたいと思います。それには、ガイドとして楽観的なことだけを話すのではなく、日本のありのままの姿を紹介し、現実にあるものを正直に伝えていきたいと考えています。

フランスでは日本の特集番組が放映されることがあります。その中には夜の渋谷の一角など日本人でもあまり知らないような映像が流れることもあり驚かされます。そういう意味では日本への関心度は高くテーマも幅広いと思います。今後フランスのメディアの方々にもっと日本にいらしていただき、日本のいろいろな側面を紹介する番組が増えるとよいと思います。ガイドとして、こうした取材のコーディネイトやアテンドをしてみたいです。

また、フランスだけでなく、これまで培ってきたアフリカとのご縁を今後活かしていきたいと思います。

取材後記
インタビューのお願いをしたのが昨年末にフランスに行かれる直前だったため、当初はスケジュールが合いませんでしたが、調整して今回応じてくださいました。
震災後、国内が自粛ムード一色だった時期に、敢えて現地での情報収集をしたという行動力に頼もしさを感じました。

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