第28回通訳案内士インタビュー平塚春子氏

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Guide Interview 第28回通訳案内士インタビュー 平塚春子氏 英語通訳案内士

オリジナリティーあふれる生花デモンストレーション

Q8.生け花を外国人に教えるうえで、難しいのはどんな点ですか

外国人だからといって特に難しい点はありません。花材をワイヤーで留めたり、曲げたりするのが技術的に難しそうな場合は、私が見て回ってお手伝いをしています。

初めて生け花をする方にも扱いやすく、お客様のご要望に合った花材を揃えるため、事前にお花屋さんと綿密に打ち合わせています。

Q9.生け花を体験したお客様からはどのような反応がありますか?

企業の研修で来日したお客様は、堅い内容の研修が続いた後に生け花を体験することで、自由な自己表現を心から楽しんでおられます。

海外の方は、自分の作品が講師に直されることに日本人以上に抵抗があるようです。一生懸命生けたものに手を加えられたくないのかもしれません。ですから、私が手直しするのは1箇所だけにしています。1箇所変えることによって、どう変わるかを見ていただくのです。

生け花のデモンストレーションでは、型にはまったものは好まれません。オリジナリティーあふれる作品をお見せして、こんなものがあるのだという驚きを感じていただくようにしています。

Q10.海外のお客様に日本に来ていただくためには、どうしたらよいとお考えですか?

海外の方々は、伝統的な日本のイメージに惹かれ日本を訪れています。ところが、近ごろの日本では古い街並みの中に周囲にそぐわないお店ができるなど、日本らしさがあいまいになっているように感じます。日本人ひとりひとりが古いものや国民性、日本らしさを大切にして凛としたところを持っていたいと思います

一方国の政策は、訪日客の誘致に力を入れているものの、観光のアピールや宣伝の点で日本はまだ先進国とは言えません。目先の利益を追い求めるのではなく、国は短期、中期、長期それぞれの視点から、民間のできない部分で日本をアピールしていただきたいと思います。

<取材後記>
平塚氏は、生け花を続けているうちに人とのつながりができ、現在の仕事をするに至ったそうです。自分の好きなことを通して人に喜んでもらうことの積み重ねが、大きな成果を生んでいます。

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