第33回 通訳案内士インタビュー 池田麻衣子氏

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Guide Interview 第33回 通訳案内士インタビュー 池田麻衣子氏

Q2.通訳案内士として、これまでどのようなお仕事をなさっていらしたのですか?

最初に仕事をいただいたのは、通訳案内士になった翌月でした。アメリカからの14人の団体旅行で、著名な料理評論家とそのファンのグルメツアーでした。富裕層の舌の肥えた方々をご案内する仕事を最初に経験し、勉強になりました。

通訳案内士になってはじめの1~2年は、個人のお客様や学生さんのツアー、インセンティブなどいろいろな仕事を受け、その都度北海道から九州まで自費で下見をしてご案内しました。この時期にアジアやアフリカなど英語圏以外のお客様と多く接した経験は、さまざまな文化慣習の違いを知るよい機会になりました。

3年目からは、関東から関西までのゴールデンルートを1週間ほどで回るアメリカの会社のツアーをメインの仕事にしています。震災前には年間約190日、現在は120日ほど稼働しています。震災直後はほぼすべてのツアーがキャンセルされたため別の仕事に就いた時期もありました。けれども、やはりガイドの仕事が好きで戻って来ました。

同じ訪問箇所、同じ食事でもお客様によって反応は千差万別です。ほんの少しの時期の違いで見える景色が異なり、必要な対応も変わってきます。毎回どのくらい個々のお客様の満足度を上げられるかということにやりがいを感じています。

 

Q3.お客様に好評なのはどんなことですか?

好評なことは、お客様一人ひとりによって違います。大まかな傾向はありますが、たとえばインセンティブのように商用で来日するお客様の中には、伝統的な日本の姿に興味がある方もいれば、今の日本を見たい方、中には日本にまったく興味のない方までいます。

そうした一方で、一般にお客様は支払った旅行費用に見合った対価を求めるものです。宿と食事には自分たちがどう扱われているかが表れやすいので、正直なところ、これらがよければたいてい満足していただけます。宿と食事が最高なら申し分ないですが、常にそうもいきません。ガイドは行程全体を見渡して、満足度を高めるために必要な情報をフレキシブルに伝える役割が求められると思います。

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