第43回 通訳案内士インタビュー 高橋自朗氏

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Guide Interview 第43回 通訳案内士インタビュー 高橋自朗氏 英語通訳案内士

コーチングで異文化間の相互理解を

Q6.ビジネスマンとして海外でも長いキャリアをお持ちですが、英語圏の人たちと相互理解を図るにはどうしたらよいとお考えですか?

外国人との相互理解のためには、経験者のコーチングによるトレーニングを受ければ、より早くよりスムーズに、双方の理解度が徐々に高まるのではと思っています。

人間は、日本人もイギリス人もアメリカ人もどの国の方々も、もとの心は同じだと思っています。けれども生まれ育った環境、歴史、文化等が異なると、まったく同じことでも全然別の捉え方をし、別の結論を出すので、ここが悩ましく、いつもどの時代を問わず紛争の原因になるのだなと感じています。

私がニューヨークに赴任した直後は、会社の仕事の場面で一体何が起こっているのかさっぱり分からす、現地の人達のどなたが本当のことを言っているのか判断に苦しみました。でも、4年間当地の一流の経営・労務・人事の弁護士とお話しして、種々のノウハウを蓄積するうちに、論点となっていることの究極の結論はこうなるのだなということがすぐに理解できるようになりました。

 

Q7.海外のお客様に日本に来ていただくためには、どうしたらよいとお考えですか?

円が対米ドル比でまだ強くなりすぎており、もう一段の円安が必要だと。また、これからさらにそのようになると思っています。

もうひとつ、日本には、東京、鎌倉、京都、奈良だけでなく、地方にも外国人観光客の心を惹きつける場所がまだまだ一杯あります。これらは地方自治体がもっと海外に情報を発信するべきだと思っています。

また、LCCの羽田発着ができるようにするなど、国内の規制緩和が必要だと思います。そうなれば、こんなホスピタリティーのある、すばらしい、美しい日本へ、外国人のお客様も喜んで来られることでしょう。

 

<取材後記>
勉強会とHPの関連付け、ビジネス基本コンセプトの、“人、もの、金”の効率化の追求など、高橋氏がグローバル・ビジネスの最前線で鍛えたノウハウを通訳案内士の仕事の随所に活用している事例をお話しいただきました。通訳案内士は、それぞれの経験を活かしライフスタイルに適した形で仕事を展開してゆくことのできる職業ですが、今回は、企業での長年の勤務を経た後にも可能な、通訳案内士の新たなビジネスモデルが示されました。

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