第46回 通訳案内士インタビュー 高木聖久(たかき まさひさ)氏

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Guide Interview 第46回 通訳案内士インタビュー 高木聖久(たかき まさひさ)氏 英語通訳案内士

Q2.通訳案内士として、これまでにどのようなお仕事をなさっているのですか?

自分のホームページを立ち上げて、そこから予約してくださったお客様を公共交通機関でご案内しています。国内外のエージェントさんからの仕事も何度か経験しましたが、旅行業界で働いた経験はありませんし、英語の通訳案内士は数が多いので仕事を得るのは厳しいだろうと考え、最初からホームページを通して自分でガイドの仕事をするつもりでした。

お客様を案内するのは90%が都内で、それ以外でも日光や箱根などの日帰り圏がほとんどです。 都内以外でも、お客様からご要望があれば京都、高山、広島なども案内したことはあります。けれども、原則として東京から離れた場所に行きたい方には、その土地に住む知り合いの通訳案内士の中からお客様に合いそうな人を紹介しています。 東京から全行程を一緒に回って案内するにはガイドの旅費や宿泊費も負担していただかなくてはなりません。ですから、このような費用のかからない現地のガイドを紹介するのは、お客様にとって大きな節約になります。

都内でも日程によっては私の都合がつかないことがあります。その場合には、富士通訳アカデミーで知り合った通訳案内士の仲間を紹介しています。こうした時のためにガイドのネットワークは不可欠です。
何も言わずに他の人を紹介するよりも、私と同じような活動をしている仲間のガイドだと紹介する方がお客様も承知してくださいます。

私は九州に住む父の介護のため、東京と九州の間をしばしば行き来しなければならないのですが、こうした働き方のおかげでそれが可能になっています。

 

Q3.会社を退職するとすぐに通訳案内士の仕事をはじめたのですか?

会社の退職時期は9月だったので、それに合わせて通訳案内士の仕事をはじめる計画を立てました。

春に通訳案内士の資格を取ると、すぐに名刺を印刷し、ホームページを立ち上げる準備をはじめました。ホームページの制作は会社での仕事を通して親しくなったウェブ・デザイナーに依頼しました。サイトに載せる英文のネイティブ・チェックなどを済ませ、ホームページが完成したのはその年の夏でした。

最初は本当に予約してくれる人がいるのかと不安でしたが、ホームページからの予約数は徐々に増えてきました。サイトを立ち上げたばかりの頃は、予約していただけるのはお問い合わせをいただいた半数に届きませんでしたが、今では、7~8割に達しています。
予約したお客様が約束の日時に現れなかったことも、これまでのところありません。

 

メールで人間関係を築き予約につなげる

Q4.ホームページから予約なさるお客様はどのような方ですか?

震災前までは、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアからの方がほとんどでしたが、この2年ほどはマレーシア、香港、フィリピン、インドネシア、ベトナム、タイなどアジアからのお客様が増え、今では予約全体の6~7割にのぼっています。小中学生のお子さんのいるビジネスマンのご家族が多いです。

個人でガイドを雇うのは、ある程度裕福な方々ですが、なかには自家用ジェットで来日したカナダ人投資家や駐日ジンバブエ大使夫妻のご家族、そしてブリティッシュ・エアウェイズで特別顧客待遇を受けて来日した、企業のCEOご夫妻もいらっしゃいました。

 

Q5.ホームページにはどのような工夫をしているのですか?

ホームページとブログの2層立てにしています。
ブログでは、代表的な観光地を紹介しています。日本への旅行の予定を立てている外国人は、主な観光地についてインターネットで調べるだろうと思ったのです。

そこで、ブログとホームページをリンクさせて、ブログを見た人がホームページを開いてガイドの予約をできるようにしました。ホームページには私の経歴も書いてあるので、どんな人がガイドするのかもわかります。こうして申し込んでくださるのは、私のことを面白そうだと感じた方だと思います。

ホームページ:http://tour-guide-japan.jp/
ブログ:http://guide-japan.seesaa.net/

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