第46回 通訳案内士インタビュー 高木聖久(たかき まさひさ)氏

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Guide Interview 第46回 通訳案内士インタビュー 高木聖久(たかき まさひさ)氏 英語通訳案内士

Q6.ホームページを見た人に予約してもらうコツは何ですか?

最初に問い合わせを受けてから、メールのやり取りを重ねてお客様との人間関係を作ってしまうことです。何度も連絡しあううちに、冷やかしかどうかもわかります。

ホームページには、歴史が好きな人向けのコース、クール・ジャパンやグルメに興味のある人向けのコースなどをイメージして組み立てたコースを載せています。けれども、実際にはこの通りにご案内することはほとんどなく、ご要望に合わせてコースを組み立てます。

日本に到着後、ホテルから問い合わせてくる方もいらっしゃいますが、早い時にはお客様が日本に来る半年くらい前に最初の問い合わせがあります。その後、多い時には30回ほどメールのやり取りを繰り返してコースを検討します。コンサルティングすることで徹底的にお客様のお役に立つことを心がけています。

この際、お客様の興味などをあれこれ聞いてからプランを立てるのではなく、最初にこちらからプランを提示してまず夢を描いてもらい、その後でお客様の希望を入れてプランを練っていく方が予約してもらいやすいということも経験から学びました。

そして、具体的なガイド料の提示は聞かれない限りは、最後までとっておくのもコツのひとつです。

 

もっと英語のホームページを

Q7.これまでご案内なさったなかで、お客様に好評なことは何ですか?

欧米の方とアジア、アフリカの方では興味の対象が違います。

ブリティッシュ・エアウェイズで特別待遇を受けていた裕福なイギリス人のご夫妻は、移動にはすべてタクシーを使い、高価な浮世絵を買っておられました。
一方、アジアやアフリカの方々は文化よりも買い物に興味があり、家電製品やスーツ、無印良品などをたくさん買って行かれます。

人気の場所は、明治神宮、竹下通り、裏原宿、オリエンタルバザール、キディ・ランドなどよく知られたところです。茶道見学も喜ばれていますし、お客様の中には10組に1組くらいの割で相撲部屋を見たいと積極的におっしゃる方がいます。

旅館に泊まりたい方には、英語のホームページのある旅館のアドレスをいくつかお知らせしてお客様ご自身に予約していただいています。奥様の誕生祝いに湯河原の日本旅館に宿泊したお客様はとても喜んでいました。

 

Q8.海外からより多くの訪日客を呼び込むには、どうしたらよいとお考えですか?

お客様にホームページで商店や旅館、タクシー会社などをお知らせする際、英語のサイトを作っているところがまだ少ないので、ぜひとも増やしていただきたいです。外国人のお客様はこれから増えていくので、中規模の旅館や会社でも英語のホームページはますます必要になると思います。

<取材後記>
くつろいだ雰囲気でインタビューに応じてくださった高木氏にとって、「もうネクタイをしなくていい」ということも通訳案内士として働く魅力のひとつだそうです。会社を退職してからの自らの仕事ぶりを「ほぼ、設計通り」と評価し、自分で受けた仕事を自分の責任ですることに大きなやりがいを感じている様子です。 自分の好きなことを活かしながら新しい分野に積極的に挑戦していく姿勢にすがすがしい明るさを感じました。

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