第52回 通訳案内士インタビュー 杉本知子氏

ログイン・登録

第52回 通訳案内士インタビュー 杉本知子氏 英語通訳案内士

Q3.日本をご案内して外国人に好評なのは、どんなことですか?

京都の庭園や桜、紅葉のほか、松本、上高地の雪や山桜も人気があります。紅葉はもちろんですが、バスで走り過ぎるだけでも山間の美しい景色に感嘆される方は多くいらっしゃいます。時間の関係で東京や京都の中心部のみの観光しかできないツアーでは、日本の自然を見てみたいとおっしゃられることがあります。

一方都市部がお好きな方には、表参道や銀座などの現代的な建物、渋谷の交差点やハチ公なども好評です。渋谷のハチ公前交差点についてはお客様の年齢にかかわらず「あの有名な交差点を是非見てみたい。」と言われます。日本ファンの高校生が、ハチ公像を前に感激しながら他の生徒さんにハチ公の話をしてくれたこともあります。
また、一見大変複雑そうに見える東京の地下鉄網も、路線や駅が色や番号で識別できるので自由時間に地下鉄の乗り方をお客様にお教えして、ご自分で乗っていただくと喜ばれます。

神社で結婚式や七五三に出会うとお客様はとてもうれしそうです。私は旅行中になるべく多くの日本人とふれあっていただきたいと思っています。
原宿竹下通りの奇抜な衣装を身に付けた若い人たちに声をかけて一緒に写真を撮らせてもらったり、高山の朝市に出店されている方々に覚えたての日本語を使って声をかけるようお勧めしています。言葉を交わすことができると、どちらもとてもうれしそうです。こうした人とのふれあいは、長い間記憶に残る旅の良い思い出になると思います。

 

Q4.仕事をする時に気をつけていることは何ですか。

お客様の訪日の目的は、休暇やビジネスなどさまざまなので、目的によって柔軟に対応するように心がけています。話の内容やお客様との距離感にも気を配りますし、天候によって行程を入れ替えたり、代替え場所を探さなければならないこともあります。

また、ツアー中ガイドに話しかけてこないお客様にはこちらから話しかけるようにしています。初めになんとなく苦手なタイプだと感じた方も、朝一番に声を掛けてコミュニケーションを心がけます。そのうちにお客様の方から笑顔で話かけてくださるようになると嬉しいものです。

インタビュー一覧一覧へ戻る