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【訪日外国人数】2017年11月の訪日客数は同月過去最高の237 万人、8市場で年計を超える

2017.12.23

刈部 けい子

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日本政府観光局(JNTO)が発表した2017年11月の訪日外国人数は、前年同月比 26.8%増の 237万8000人となった。2016年11月を50万人以上上回り、11月として過去最高を記録。今年1月からの累計は2616万9000人となり、2016年の年計(2404万人)を超えた。このまま推移すると、今年末には2800万人を超える見込み

 外国人延べ宿泊者数_グラフ171221

 

全般に航空路線の新規就航や増便、クルーズ船寄港数の増加、さらに紅葉シーズンもあって、好調に推移。訪日客数のシェアでは、2016年11月と比べると、欧米豪、東南アジアが1%前後減った分、東アジアのシェアが70.0%から72.6%に増えている。

 外国人延べ宿泊者数_表_171221

市場別では、62万人が訪日した韓国が総数で中国を上回った。伸び率では、今年1月のビザ要件緩和の効果が続くロシアが3カ月連続でトップの伸びを示し、LCCの新規就航や増便などがあった韓国も引き続き大幅に伸びた。ベトナム、フィリピン、中国、インドネシアも30%台の伸びを示しており、インドを除く19市場が11月として過去最高を記録。中国、台湾、フィリピン、インド、アメリカ、カナダ、ドイツ、スペインの8市場では11月までの累計が昨年の年計を超えている。

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