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【外国人宿泊者数】2018年6月は前年同月比19.1%増の745万人泊、宮城県で大幅増

2018.09.05

刈部 けい子

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観光庁が発表した2018年6月の宿泊旅行統計調査結果によると、全体の延べ宿泊者数は3,957万人泊で、前年同月比3.2%増となった。日本人延べ宿泊者数は前年同月比0.2%の微増だったが、外国人延べ宿泊者数は、前年同月比19.1%増の745万人泊、6月としては調査開始以来の最高値を記録した。延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は18.8%だった。

外国人延べ宿泊者数_グラフ

外国人宿泊者の伸びを三大都市圏と地方部の前年同月比で見ると、三大都市圏で20.1%増、地方部は17.4%増で、2カ月連続で都市部の伸びが地方部を上回った。都道府県別の伸び率トップは4月にも1位だった宮城県81.8%増の2万7500人で、台湾からの宿泊客が3.5割を占めた。また、島根県、山梨県、青森県も数字を伸ばした。

都道府県別外国人延べ宿泊者数と伸び率_表

6月の宿泊者数を国籍(出身地)別で見ると、1位が中国、以下台湾、韓国、アメリカ、香港となり、上位5カ国・地域で全体の72.8%を占めた。伸び率が大きかったのは、インドネシアで総数でも8位の176050人だった。

国籍別の訪問地構成比では、リピーター率が高い韓国が大阪で1位、マレーシアは北海道が1位、その他の国は東京都が1位だった。

国籍別外国人延べ宿泊者数と伸び率_表

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