データインバウンド
【宿泊統計】2021年2月宿泊者数前年同月比52.9%減の1763万人泊、3月は微増も厳しさに変わりなく
2021.04.30
観光庁が4月28日に発表した2021年2月の宿泊旅行統計調査結果(第2次速報値)によると、全体の延べ宿泊者数は1763万人泊で、前年同月比52.9%減だった。
内訳は日本人延べ宿泊者数が前年同月比46.5%減の1743万人泊で、1月よりは微増傾向にある。また、外国人延べ宿泊者数は前年同月比95.7%減の21万人泊で、同月で比較すると、調査開始以降過去最低となった2007年2月の118万人を下回った。延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は1.2%だった。(下記グラフの2021年3月の数値は第1次速報値)

2020年末のGo To トラベルキャンペーンの停止、2度目の緊急事態宣言の影響もあった1月と比べると、2月の延べ宿泊者数は微増、3月は少ないながらも昨年12月の水準に戻った。ただし、観光客の増加が期待される4月はまんえん防止等重点措置や三度目の緊急事態宣言も発出されており、2019年の水準に戻るまで見通しはまったく立たない状態だ。(下記グラフの2021年3月の数値は第1次速報値)

2月の日本人と外国人を含んだ宿泊者全体では、東京都が221万8520人泊で全国で最も多く、次いで北海道、大阪府、神奈川県、静岡県と続く。1月に続き上位都道府県のうち福島県の減少率がほかより少ない30%台なのが目立った。前年同月比のマイナスがもっとも少ない秋田県(11%減で延べ宿泊者数は21万6890人)では、県民割など様々な宿泊クーポンを発行しておりその効果が出ている模様だ。
外国人延べ宿泊者数では、3万7000人のアメリカがトップで、ベトナム、中国、フィリピン、インドネシアと続く。上位5カ国で全体の55.8%を占めた。

また、観光庁が4月9日に発表した国内の主要旅行業者48社の2月の総旅行取扱額は、前年同月比85.9%減の426億1554万円で、前年同月と比べて大幅に減少した。国内旅行は76.6%減の390億7188万円となった。海外旅行は97.4%減の33億163万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向け旅行取扱分)は97.2%減の2億4202万円だった。
最新のデータインバウンド
-

アジア太平洋のインバウンド、2028年に最大7.6億人と予測も1.6億人の下振れ余地 (2026.04.23)
-

2026年1-3月インバウンド消費2.3兆円、中国半減で台湾首位 欧米豪は単価40万円超えも (2026.04.22)
-

2026年3月の訪日客361万人 累計1000万人越え。桜需要で欧米・東南アジア伸長、中東は3割減 (2026.04.16)
-

2025年中国観光統計、訪中3517万人で過去最高 インバウンド完全回復 (2026.04.13)
-

アジアの旅行支出意向、欧米比50%高。AI活用9割で行動が変化 ー世界20市場の旅行意向調査 (2026.04.06)
-

2026年1月訪日宿泊15%減の1283万人泊、中国62%減も地方は堅調 (2026.04.01)
-

アドベンチャートラベル市場、アジアが最大規模で約63兆円規模と推計。地域ごとで志向に差 (2026.03.23)
-

2026年2月の訪日客数346万人、中国45%減も東アジア・欧米がけん引。1-2月累計は前年並みに推移 (2026.03.19)
-

中国SNS「RED」旅行ランキング、空港の目的地化と推し活コンテンツが台頭 ー2025年の傾向 (2026.03.16)
