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沖縄県のクルーズ船寄港、8割増しの71回。年間でも記録更新は必至

2017.09.21

刈部 けい子

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今年7月に沖縄を訪れた外国人客は前年同月比34.7%増の29万2700人となった。航空会社の増便やクルーズ船の寄港回数の増加が全体を引き上げたとされるが、特にクルーズ船寄港は前年同月から8割増しの71回にのぼった。

沖縄県へのクルーズ船の寄港回数は、2010年から年間100回のゆるい上昇カーブを描いたが、2014年から大幅に増加し、2016年には387回を記録。2017年は1月から7月までの段階ですでに310回となっており、年間でも過去最高の昨年を更新する30%増の502回の寄港が見込まれている

170921_沖縄のクルーズ_グラフ
                                ※本ページの図表はコピー&ペーストで自由に転載可能

 

なお、港湾別では那覇港への寄港が193回と最も多いが、昨年は平良港(宮古島)が前年の13回から86回に増え、中城港湾にも5年ぶりにクルーズ船が寄港(8回)した。両港は今年7月の時点ですでに昨年1年並の寄港数となっている。

また、7月26日に港湾法に基づく新しい制度を適用する「国際旅客船拠点形成港湾」として沖縄県では本部港、平良港が指定され、今後国際クルーズ拠点の運用開始へ取り組むことになる。

大型船ともなると乗客だけで3500人前後、乗組員も1000人を超え、上陸時間は少ないものの、大きな経済効果が生まれている。
(やまとごころ編集部)

 

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