データインバウンド
【外国人宿泊者数】2017年9月は前年同月比13.4%増の573万人泊
2017.12.04
刈部 けい子観光庁が発表した2017年9月の宿泊旅行統計調査結果によると、全体の延べ宿泊者数は4093万人泊で、前年同月比0.1%増だった。日本人延べ宿泊者数は前年同月比1.8減となったが、外国人延べ宿泊者数は、前年同月比13.4%増の573万人泊で、9月としては調査開始以来の最高値を記録。調査を開始した10年前と比べると、約3倍となっている。
三大都市圏と地方部の前年同月比の伸びでは、引き続き地方部の伸びが上回っており、1位は福島県だった。福島県では今年上期(1月〜6月)の宿泊者数が延べ4万6850人となり、東日本大震災以降で初めて2010年上期を超えた。積極的な外国人受け入れ施策が実を結んだと言えそうで、下期の伸びも期待される。
国籍(出身地)別では、1位が中国、続いて、韓国、台湾、香港、アメリカで、上位5カ国・地域で全体の71.2%を占める。伸び率で見ると、ロシアとインドネシアが大きな伸びを見せ、訪日上位国がそれに続く。ロシアはビザ要件緩和の効果が続き、インドネシアは以前なら旅行のローシーズンだった9月だが、「体験型」のツアー人気で昨年来訪日客が増加している。
最新のデータインバウンド
【訪日外国人数】2024年3月訪日客数308万1600人、単月で300万人突破は初。桜とイースター休暇で伸びる (2024.04.18)
2024年世界と日本の旅行トレンドの違い、円安・物価高が与える影響は? ーアメリカン・エキスプレス調査 (2024.04.15)
ミシュランガイド京都・大阪2024発表、掲載数過去最多。京都は星付き100軒に (2024.04.11)
2024年2月 世界の航空需要コロナ前から完全回復、国際線初の2019年水準超え。アジアの回復著しく (2024.04.05)
2023年の中国アウトバウンド旅行先ランキング、人気の観光スポットはどこ? 日本の順位は ーTrip.comレポート (2024.04.04)
【宿泊統計】2024年1月外国人延べ宿泊者数22%増の1124万人泊、中国とロシア以外は2019年同月を上回る (2024.04.01)
2023年世界のビザ開放度はコロナ前水準へ、デジタルノマドビザ導入は50カ国に-UN Tourism (2024.03.28)
2024年世界幸福度ランキング 1位は7年連続フィンランド、日本は51位に後退。世代間格差大きく (2024.03.26)
【訪日外国人数】2024年2月訪日客数 2019年比7.1%増の278万8000人、春節により台湾・ベトナムで過去最高値を記録 (2024.03.21)