インタビュー

2016.12.09

株式会社世界 代表取締役 小林一弘氏(前編)

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東京の不動産を外国人に案内するツアーを企画!

 

台湾からの不動産視察ツアーを手配している株式会社世界。海外の多くの投資家が東京の不動産に関心を示しているそうだ。投資価値が高いと彼らはみている。インバウンドの新しいアプローチとして、今後の可能性を感じる。ターゲットを絞ったその戦略と日本の不動産の優位性をうかがった。

<2016年12月9日>

 

貴社では、台湾からの不動産視察ツアーをされていますが、きっかけはどのように?

以前、インターネット広告等を軸としたネットフロンティアという会社を立ち上げ、おかげさまで順調に伸びています。しかし海外マーケティングに特化したいと考え、その会長職を退き、株式会社世界を新たに2012年1月に立ち上げました。

IT業界は、今後は海外へのマーケティングをしていくべきだと思っています。言葉の壁をクリアできれば、商圏が一気に広がるからです。国内マーケットだけでは将来的には生き残れないのではないかと危機感を持っています。

なぜ、台湾からの不動産視察を始めたかといいますと、それまでの知見で高い部分だったからです。実は、ネットフロンティアでも海外マーケティングを少しだけ取り組んでいたのですが、東日本大震災以降、ニーズが激減して活動を凍結しました。当時、もっとも手ごたえがあったのが、台湾からの不動産視察で、すでに大手デベロッパーと取引がありました。都内のマンション販売会に台湾からの投資家をインターネットで集客したところ、効果があがっていました。

 

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不動産視察ツアーの内容を教えてください

現在弊社が力を入れている台湾からの不動産視察ツアーですが、基本は、ホテルや航空券を各自で手配してもらっています。あくまでも不動産物件のみの案内だけです。視察する物件は、大きく2種類に分かれ、1つは、中規模から大規模の新築マンションが目的で、提携している大手のデベロッパーの販売会に案内します。

もう一つは、中古マンションを見てまわるもので、築年数が20~30年の1500万円以下の物件が人気です。基本は投資用です。新築マンションも当初は、別荘のような使い方をされますが、なかなか来日できないこともあり、結局貸しているケースが多いようです。

マイクロバスをチャーターして団体でまわるケースと個々にファミリー単位でワンボックスカーを利用してまわる2通りがあります。中古マンションですと、朝から夕方までで8人乗りの車で5~6軒をまわり、最後に不動産会社のオフィスに立ち寄り、商談に入るのです。

ビジネスモデルとしては、成功報酬として、販売手数料を不動産会社と決められたパーセンテージで按分しています。弊社でも不動産販売の資格を取りましたが、やはりマーケティングや集客に専念したいと考えています。

集客のために、キャンペーンとして、買っていただくと旅費を無料にするということもやっています。また片道無料ということで、参加しやすい工夫もしています。

ただし、ある程度の購買の確立が高いお客さんに参加してもらうようにしています。でないと、こちら負担が重くなり過ぎますから(笑)。

ではどうやって購買意欲の高い人を選ぶのか説明しましょう。それを事前にリサーチする仕組みがあるのです。台北で東京の不動産視察ツアーのセミナーをやっています。現地に弊社の事務所があり、日本の優良物件について紹介しています。その際にアンケートを実施し、いつ買いたいか、予算はいくらか等記入してもらい、その中でより具体的な人に声をかけて、片道無料サービスを紹介しているのです。

海外の投資家から人気の日本の投資先としては…。(次回に続く)

 

 

 

 

 

 

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