インタビュー

TABICA(たびか)チームリーダー 日比朝子さん(後編)

2017.03.09

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日本人の魅力を伝える体験型のプラットフォーム

前編に引き続き、地域の暮らしを旅するをコンセプトに、地域の日帰り観光体験を検索・予約・掲載することができるプラットフォームTABICA(たびか)のチームリーダー日比朝子さんのインタビューを掲載。

外国人向けのプログラムを作るにあたってのポイントや人気のコンテンツなど、運営を通しての気づきや学びをお伺いした。

 

 

 

外国人へのPRはどのように?

良い商品にブラッシュアップしても、プロモーションをしないと知ってもらえません。そこで、TiripAdvisor(トリップアドバイザー)、Viator(ビアター)、GetYourGuide(ゲットユアガイド)などのリスティングに掲載をしました。

やはり掲載してから、コンスタントに申し込みが増えた印象ですね。

また、日本在住の外国人ユーチューバーを無料招待して、10名ほどに体験してもらいました。

能楽堂で、舞台にあがり、実際に能面を付けてのすり足。また、お寺体験では、写経、お茶体験等。そのときの映像が拡散していき、具体的に何が体験できるのかイメージできたかと思います。

 

ツアーのコンテンツづくりにあたり意識しているポイントは?

すべてのコンテンツのコンセプトは、日本人の暮らしの中に入り込むことです。

ですから、ホストさんの人となりをしっかり理解してもらえるよう、30分はじっくりと話す機会をもうけているのが特徴です。単純に体験するだけではなく、ホストの魅力を通して、その体験の奥深さを感じてもらいたいのです。

おかげさまで、参加者からの満足度は高く、手ごたえを感じています。なかには、TABICAのラインナップが気に入り、他の会社が開催するツアーに参加していたにもかかわらず、TABICAのコースにも参加したゲストもいるほどです。

 

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どんなコンテンツが人気ですか?

コンテンツの構成は、大きくは農業体験、文化体験、工芸体験、料理体験と4つに分かれています。

一番人気は料理体験です。例えば、都内の谷中でやっている日本の家庭料理を学ぶ体験は、キッチンがあるフリースペースを使い、講師は料理人を引退された方です。一緒に食材の買い出しから始まり、3時間ほどのプログラムになっています。だし巻たまご、味噌汁、胡麻和えなどをつくっています。

あと農業体験は、収穫を一緒にして、その食材を使った家庭料理を一緒に作り、ホストとゲストの交流で盛り上がります。何の野菜なのか、どのような料理になるのかなど、興味を持たれますね。横浜など、東京の近隣にも農家が多いのです。

 

今後強化していきたいことは?

まずは外国人向けに参加プログラムの件数を増やすことです。

当初は、英語対応に意欲的なホストのみにお願いしましたが、あえて分け隔てする必要はないのだと考えるようになりました。それは、コンテンツの内容さえしっかりしていれば、日本人も外国人も共感してもらえると思うからです。

わかってきたことは、通訳を通して、しっかりとコミュニケーションを取れるようにすること。それにより単なる体験だけでなく、ホストとゲストが繋がる思い出を提供できるということです。

今後は、日本人と外国人のゲストが一緒に参加する企画があっても良いと思います。

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また世界的にこのような『ローカルツアー』というジャンルを確立できればと思い、海外のローカルツアーを扱う事業者との提携を進めています。

その一つとして、タイのTakeMeTour(テイクミーツアー)という会社と相互送客をしています。ローカルツアーに興味のあるタイ人向けのサイトを通して、タイ人が、足をのばして日本を訪れる際に、日本での体験を紹介してくれます。その逆もあり、日本からタイに行く人には、TABICAを通じてタイのローカルツアーを探すことも可能です。

さらにホストの件数を増やすため、今後は、全国展開を急ピッチで進めたいと考えています。

外国人旅行者は、日本滞在中、国内のいろいろな場所を広範囲で動きまわります。つまり都市圏以外にも足をのばすようになり、私たちもそれにこたえる商品開発が必要です。商品開発を促進するために、地方自治体と提携をしていきたいと考えており、すでにいくつかと話が進んでいます。

今年2017年は飛躍の年にしたいですね。インバウンドは昨年にスタートしたばかりですが、大手事業者と連携を検討しております。今年の目標は、ホスト件数が7000件、ゲスト参加者はのべ2万人です。今後とも、よろしくお願いします。

 

 

取材後記:

TABICAの運営会社であるガイアックスは、シェアリングエコノミー協会の事務局でもある。このTABICAというサービスは、ベースにシェアリングの概念があり、人のシェア、場所のシェア、時間のシェアという発想がある。誰もが無理なく、ジョインしやすい仕組みになっていて、今後の広がりが楽しみだ。

 

 

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