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★富士急行、春節に向けインバウンド強化。「WeChatPay」29施設で導入

2018.02.05

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富士急グループは、増加する中国人観光客に対応するべく、中華圏の正月である「春節」にあわせ、相次いでインバウンド施策を実施することを発表した。

富士急ハイランドでは2月9日~25日まで「春節は富士山を見ながら大新年会!」を開催する。この期間は、中国人観光客の好みを意識した赤い提灯を園内に飾るほか、レストランで「金箔入り水餃子」や「金箔信玄ぷるん」といった金箔をあしらったメニューを提供する。また、18日には、大相撲界唯一の中国人力士「蒼国来」関が所属する「荒汐部屋」の力士ら10名程度が来園し、「本物のお相撲さん」と触れ合えるイベントを開催する。

また、WeChatPayサービスの導入を大幅に拡大する。利用できるのは、富士急ハイランドチケット売り場や、園内の飲食店、売店などのほか、富士急グループが運営する遊覧船、タクシー、バスなど全29施設だ。富士五湖エリアだけでなく、静岡県・神奈川県エリアの施設でも、「WeChat Pay」を使ってストレスなく気軽に楽しむことができるようにする。

富士急によると、外国人観光客の富士山人気は年々高まっており、富士急行線河口湖駅では、利用者の約半数が外国人という月もあるという。中でも中国人の利用が圧倒的に多いこともあり、一部施設での試験運用を実施していたが、予想を上回る利用があったことから、29施設でWeChatPayサービスの導入を決めた。

(やまとごころ編集部)

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