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★「春節」各地で盛況!中華圏からの訪日客、受け入れ拡充

2018.02.20

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中華圏の旧正月にあたる「春節」連休に入り、中華圏からの観光客を取り込もうと各地でさまざまな催しが繰り広げられている。

訪日外国人の誘客に力を入れる栃木県の鬼怒川温泉では、中国の春節に合わせ「春節祭」が始まった。今年で12回目となる同イベントは日光市観光協会が主催しており、今回は17日、18日に東武鉄道の鬼怒川温泉駅前広場で開催。中華風の正月飾りで観光客を出迎えた。

北海道有数の温泉地も負けてはいない。登別には、中国や台湾、韓国からの観光客が大勢訪れた。玄関口となるJR登別駅では、日本工学院北海道専門学校で学ぶ留学生がボランティアをし、荷物をホームから改札口へと運ぶ無料の「ポーターサービス」に貢献。大きな荷物を手にした訪日客に次々と声をかけ、自国の言葉で出迎えた。

京都市内でも中華圏からの訪日客受け入れ拡充が進む。嵯峨嵐山地域の商店主が参加する「嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会」は、大型連休期間の21日まで春節キャンペーンを開催。モバイル決済「アリペイ」などが利用できるタブレット端末を商店街の約10店に導入したほか、餅つきや振る舞い酒で訪日客をもてなした。一方、京都三条会商店街では、日英中の3ヶ国語に対応したスマートフォン用アプリで集客を図る。
総合免税店ラオックスでは、京都市内3店舗で春節キャンペーンを実施。炊飯器や電動シェーバーなど、訪日客に人気の家電製品や化粧品を詰め合わせた福袋を販売するなど、さまざまな企画を展開している。

(やまとごころ編集部)

 

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