インバウンドニュース
★多言語メニューが無料で簡単に作成 大阪府、飲食店の外国語メニュー作成支援サイト開設
2018.02.28
大阪府は飲食店の多言語メニュー作成支援等ウェブサイト「TASTE OSAKA」を2018年2月28日に公開した。
簡単な操作で料理メニューを多言語で作成できるのが特徴。府内の飲食店は無料で利用可能。主な特徴は次の3つが挙げられる。
1、対応言語の豊富さ(14言語15種類)
言語は英語や中国語など14言語15種類から5言語を選択できる。韓国語やドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ロシア語、アラビア語などに対応。府は「世界の主要言語であり、大阪をよく訪れる観光客の国を選んだ」と説明している。
2、短時間で簡単に多言語メニュー作成が可能
デザイン済のテンプレート (雛形) があらかじめ用意されているので、料理名や価格を入力するだけで完成できる。自分で撮った料理写真も利用できるなど、細かい配慮も感じられる。
3、ピクトグラム採用
また、言葉に頼らない工夫もされている。牛や豚など「食材の絵」で何の料理かわかるようにしたピクトグラム (アイコン) や、接客時の会話をまとめた「指差し会話シート」も用意し、外国語が苦手な店員でも接客ができるようにサポートする道具がダウロードできるようになっている。
「TASTE OSAKA」は、「自分でメニューを作ると費用がかかる」「どこに頼めばいいか分からない」という声を受けて作成された。今後は多言語メニューを置く飲食店を紹介するサイト開設も予定され、府の多面的な取り組みが成果を挙げるのが期待されている。なお、利用対象は大阪府内の飲食店に限定される。他の都道府県でも同様の支援策が広がるか注目したい。
(やまとごころ編集部)
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