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★AIを活用し、外国語の質問に自動応答 洞爺湖と福岡市で導入へ

2018.03.20

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訪日旅行者からの外国語での質問に自動で応答できるツールが、北海道・洞爺湖と福岡市で導入に向けて準備が行われている。

洞爺湖温泉観光協会は、チャット形式で即時に外国語の質問に自動返答できるAIチャットボット「talkappiボット」を4月より試験導入し、6月から本格運用を予定している。

talkappiは日本語以外に、英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語での自動応答ができる。LINE、Facebook Messenger、WeChatなど主要SNSに対応しており、スマートフォンのSNSメッセージを使い気軽に話しかける感覚で質問でき、24時間いつでもすぐ回答が得られる。Talkappiは洞爺湖温泉観光協会と、同協会所属の温泉旅館にも導入される予定だ。

チャット形式で観光情報に関する質問に外国語で応答。インバウンド観光客へのサービス水準向上に貢献。

福岡市は英語と日本語の質問に自動回答する新システム導入に向け、今秋にも実証実験を始める。

市の計画では、同市・天神の市観光案内所に寄せられた質問や、スタッフの意見を基によくある質問と回答をデータベース化する。システム完成後は、専用サイトに市内の主要観光スポットへのアクセス方法や、おすすめの観光スポットに関する質問などを入力すると、その回答はもちろんのこと、それ以外にもバス路線・パンフレットの画像などが表示され、総合的な情報提供を行うことを想定している。市は、これらのシステム開発の関連費として、2018年度の予算案に384万円を計上し、開発を推進していく考えだ。

(やまとごころ編集部)

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