インバウンドニュース

★観光庁、観光関係者向けに「障がい者・高齢者にも優しいサービスマニュアル」提供。心のバリアフリーへ

2018.03.27

印刷用ページを表示する


観光庁は、観光業関係者を対象とした「高齢の方・障害のある方などをお迎えするための接遇マニュアル」を発表した。

マニュアルは、宿泊施設編・旅行業編・観光地域編の3編が作成された。
構成は、共通部分として「マニュアルを作成した背景 (ユニバーサルツーリズム)」が説明され、その後、3編それぞれに応じた具体的な対応例が記載されている。

例えば、「宿泊施設編」の「肢体不自由/車いす使用の方への対応」では、
● 目線を合わせてコミュニケーションをとりましょう。
● ご本人に声をかけ、サポートが必要かを確認しましょう。
などのアドバイスが、肢体が不自由な旅行者が感じる問題点などと共に書かれている。

インバウンド観光やオリンピック・パラリンピックを控え、観光庁がサービスマニュアルを発表した。

高齢者や障害を持つ人の割合は日本の人口の3割以上を占めており、観光業においても「誰もが旅行を楽しめるようにサポートする」ことが求められている。今回発表されたマニュアルでは、配慮が必要な旅行者に対応することを「心のバリアフリー」と表現している。

この接遇マニュアルは、2017年2月に「ユニバーサルデザイン2020行動計画」が策定されたのを受けて製作された。

観光庁は2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、観光業界関係者がマニュアルを活用して欲しいと述べている。

(やまとごころ編集部)

関連インバウンドニュース