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★ホテルの建設・改装ラッシュ 「コト消費」打ち出し訪日外国人客を取り込む

訪日外国人観光客の宿泊需要を狙い、ホテルの開業・改装が相次いでいる。ホテル戦争の様相を見せる銀座のほか、「日本でしか体験できないこと」をテーマに特色を追求している東京・大阪・沖縄のホテルの新しい動きを紹介する。

新ホテルが続々登場。ホテル戦争の様相の銀座エリア
日本一の商業地、銀座エリア。2018年1月に開業したのは、米ホテル大手ハイアットグループの高級ホテル「ハイアット セントリック 銀座 東京」。
GINZA SIXや東急プラザにも至便な並木通り沿いに建ち、地下2階・地上12階建て。最上階にある127平米の広さのスイートルームには、広々としたバルコニーやキッチンダイニングも備えられている。

有楽町のニュートーキョー跡地には、デベロッパーのヒューリックが運営する高級ビシネスホテル「ザ・ゲートホテル 東京」が2018年末に開業予定だ。
2019年春に向けて無印良品が手がける「MUJIホテル」が、旧プランタン銀座裏にある読売新聞社所有跡地に建設中だ。2020年には森トラストが誘致するマリオット系の最高級ブランド「エディションホテル」の開業も控えている。

インバウンド観光客をターゲットに、東京・大阪・沖縄でホテルの開業・改装ラッシュ
ハイアット セントリック 銀座 東京

キッチン・コト体験・保険付きなど、特徴打ち出す東京のホテル
2月8日、上野に開業した「MIMURU 東京上野 NORTH」は、全室キッチン付きのアパートメントホテル。外国人グループ客を念頭に6人部屋も備えている。
2月9日にアパレルブランドのストライプインターナショナルが渋谷にオープンさせた「hotel koé tokyo (ホテル コエ トーキョー)」は、23時まで営業のアパレル・飲食店舗を併設。人気アーティストとのコラボレーション商品を限定販売して独自性を打ち出す。

4月1日に開業する「ホテルインターゲート東京 京橋」では、「江戸切子の廃材を利用した万華鏡づくり」など、伝統工芸品の製作ができるワークショップを開催する。

東急ホテルズは、ゴールデンルートにある6ホテルで「訪日外国人向け海外旅行保険」やチェックアウトの延長サービスがつく新プランを販売開始した。東京海上日動火災保険株式会社・東急保険コンサルティング株式会社と共に販売し、予期せぬ事故・病気への不安を和らげ、宿泊客の4割を占める外国人客に安心感を提供する。

訪日外国人観光客も喜びそう、ホテル コエ トーキョーが渋谷にオープンhotel koé tokyo。撮影: Kenta Hasegawa

高級ホテルの進出あいつぐ、大阪・沖縄
大阪ではコンラッド・ホテルズ&リゾーツの進出を受け、リーガロイヤルホテルとヒルトン大阪が改装・増室を発表した。大型ホテル以外にも、宿坊文化体験とセットで宿泊を提供する「和空下寺町」が天王寺区に開業するなど、特色ある宿泊体験を売りにするホテルの開業が続いている。

沖縄では、ハワイで創業100年の老舗ホテル「ハレクラニ」が2019年開業を控えて注目を集めている。「宮古島 東急ホテル&リゾーツ」は、「その土地らしさ」「グループ客」を重視した改装を実施。客室の内装に宮古島の工芸品や畳を使い、3世代家族などグループ旅行に対応する5人部屋も用意されている。

(やまとごころ編集部)

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