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★ドラッグストアのインバウンド消費、2018年2月は「ピーチ」商品が人気

2018.04.02

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購買ビッグデータを分析する株式会社True Dataは、ドラッグストアのPOSデータから2018年2月のインバウンド消費動向を発表した。

「インバウンド消費 売上個数ランキング(2018年2月)」の上位5位は次の通り。
1位:DHC薬用リップクリーム
2位:サンテFX ネオ
3位:龍角散ダイレクト スティック ピーチ
4位:ロイヒつぼ膏 RT156
5位:UHA味覚糖 コロロ グレープ

ドラッグストアで買い物をする訪日外国人観光客の大半は中国人。縁起が良い桃を選ぶ傾向がある

今回の売上個数ランキングでは、「龍角散ダイレクト スティック ピーチ」が調査開始以来初めてトップ3に入った。ピーチフレーバーの人気がうかがえる。

インバウンド消費調査では「ピーチフレーバー」がその他より人気が高い。
「龍角散ダイレクト」はピーチが3位、ミントが7位だった。25位の「ニベア」のリップクリームもピーチフレーバー。菓子の「蒟蒻畑」もインバウンド客にはピーチ味が一番人気だ。

日本国内の順位では、ピーチよりも「ミント」や「無香料」の順位が高い。
True Data社は、「訪日外国人客の大半を占める中国では、桃は不老長寿の象徴で縁起が良いため選ばれるのでは」と説明している。

同社の調査では、2月のドラッグストアにおけるインバウンド購買件数は前年同月比で25.6%増と大幅に増加した。会計1回あたりの購買単価は全体平均の1,736円に対し、インバウンド消費は14,668円と大きな影響力を持っている。

観光庁の訪日外国人消費動向調査(2017年7月〜9月期)によると、訪日客全体の66%、「中国・台湾・香港」では平均84%がドラッグストアで買い物をしている。

なお、1位〜30位の順位は以下の通り。

訪日外国人観光客の66%がドラッグストアで買い物。人気は桃味・桃の香りの商品

インバウンド観光での売れ筋は日本国内の売れ筋と傾向が違う。中国人観光客にはピーチ味やピーチの香りが人気。桃は縁起が良いため
(報道資料より作成)

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